Accelerated Mobile Pages、略してAMPとは、ウェブでのページ表示を高速化する技術です。スマホでGoogle検索した際に稲妻マークがついている読み込みが速いページです。
どの位速いかと言うと、GoogleのPagespeed Insightでモバイルスコア47だったのに、AMPだと93まで跳ね上がるぐらいに速いです。
Mobile AMP
AMPがデビューしてから暫くは、Google先生も前面で押していましたし、スマホで検索すると⚡マークを見かけることがありました。
しかし、最近は、スマホでの通信容量が増えて、AMP化しなくてもそこそこのスピードで読みだしているし、SERPで⚡マークも見かけなくなりました。
GoogleのSEOスターターガイドでも、トーンダウンしている感じがします。
参考:Google検索セントラル、モバイル戦略を選択する
ワードプレス公式、AMPプラグイン
ワードプレスでは、プラグインをつけてAMPに対応できるようになっています。
参考資料:ワードプレス公式、AMPプラグイン「AMP for WordPress」
上のリンク、もしくはプラグインの検索でインストールすると、管理画面のメニューの下の方に「AMP」が現れます。
管理画面、AMP → 設定

AMP化の度合いが3段階あります。
- AMPをネィティブにする(=AMPバージョンだけになる)「標準」
- 通常のページを正規(カノニカルページ)とし、URLの末尾に「/?amp」がついたコピーがAMPになる「トランジッショナル」。正規ページへのカノニカルタグも刺してくれます。
- テーマとはかけ離れたシンプルなクラシックデザインの「リーダー」から選択できます。
個人的には、「/?amp」をAMP用アドセンスタグを貼るフラグに使っているので、「トランジッショナル」にしています。
最近はプラグインが優秀になって、エラーが出なくなったので標準でもいいのかも。
高度な設定

(完全に自分用のメモですみません…)
モバイルユーザのリダイレクト
最初の項目「Redirect mobile visitors to AMP」は、悩みました。モバイルページへのアクセスをAMPへと転送するか?という問いですが、AMPがトーンダウンしているように見えなくもないので、AMPへ誘導するのが気が引ける。
とはいえ、Pagespeed Insightであれだけの差が出てますからね。ビジター目線だとAMPが快適ですよね。2021年はひとまずオンで。
プラグインの圧縮
次に「対応テンプレート」と「Plugin Compression」(プラグインの圧縮)ですが、2つのプラグインがAMPと喧嘩してました。
- お問い合わせフォームのプラグイン「Contact Form 7」は、アンインストールして「Googleフォーム」に差し替え。
- 「Contact Form 7」をアンインストールしたら、何故かプラグイン「Jetpack」の方のエラーも消えた。不思議。
Google Analyticsとの連携
このプラグインの追加の機能として、Google Analyticsとの連携というタブがあり、簡単に連携ができます。
Analyticsの管理ページでコードをコピーして、AMPの管理ページに貼り付けるとタグを履いてくれると思うのですが、Analyticsを使わなくなって久しいのでよく知りません。
アドセンスのAMP広告コード
アドセンスにはAMP専用の広告タグがあって、headとbodyの上部に入れるのですが、私はどのテーマでも下記の関連記事の後半部分のコードを使いまわしています。
関連記事:Twenty Twenty 8、アドセンス自動広告
Googleの「AMPテスト」
最後に、念のため、GoogleのAMPテスト。
参考資料:「AMPテスト」

その他、参考情報
参考:Google Developers「検索での AMP について」、「AMP が検索結果にどのように表示されるかを理解する」
参考:Googleウェブマスター向け公式ブログ「ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します」
最後までお読みいただきありがとうございました。