【ネタバレ全開】義弟、レビュー (DSC, S2, Ep1)

残虐じゃなかった!

それだけで満足できちゃう。って、ヤバくない?

『スター・トレック:ディスカバリー』、シーズン2、エピソード1、「義弟」のネタバレ感想文です。最初からネタバレ全開なのでご注意ください。

ネタバレ、あらすじと感想

Space, the final frontier…

から始まる有名なスタートレックナレーションでスタートした第2シリーズ。

両親を亡くしたばかりのバーナムが、バルカン人のサレクと人間のアマンダ夫妻の下に引き取られるシーンへ続きます。初めて弟スポックと出会い、握手の手を差し伸べたら扉を締められてしまいます。

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スタートレックの中で最も人気が高いかもしれない「スポック」が、バーナムと共に育てられたという衝撃の設定の謎が解けるでしょうか?、因みにスポックは、異母兄弟サイボックとも共に育てられたっポイ描写もあって、バーナムとサイボックがすれ違うのかも気になります。

サレク大使をバルカン星へ送り届ける途中にNCC1701、USSエンタプライズ号から呼びかけを受け、サルーとマイケルはキャプテンと科学士官を出迎えます。ところが到着したのはスポックではない別の科学士官です。

そして乗船したエンタプライズ号のパイク船長は、艦隊規則19-Cに従い、暫しの間、ディスカバリー号の指揮を執る事になりました。

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パイク船長は、スタートレックのパイロット版で早期リタイアを考えていた異色な船長です。このほか、TOS, S1, Ep15-16にも登場するスポックと強い絆で結ばれた船長です。

サルーは、この艦隊規則が適用されるのは①危険が迫った時、②連邦の民の命が脅かされた時、③他に同等もしくは上位の士官が不在の場合のいずれの状況か聞きますが、今回はそのすべてに当てはまる状況の模様。

パイク船長と2人のクルーは、TOS時代同様のカラフルな制服を着ています。こっちが「新ユニフォーム」だそうです。

パイク船長と科学士官コノリーによると、「3万光年内に7つの赤い爆発現象が同時に発現し、1つを残し全て消えた」、「この7つの信号は、衛星、恒星、小惑星のいずれでもなく、スキャンしようとするとコンピュータが制御不能になる」「時空の裂け目やブラックホールの歪みのような一時的な現象ではなく、6時間前には位置が特定できず、その座標へ向かった船はシステム障害を起こす」とのこと。

サルーに指揮権コードを渡すように言うパイク船長に対し、「惑星艦隊のルールでクルーの前でDNA認証を行わないといけない」と堅物ぶりを示すサルー。

DNA照合中に間違えてパイク船長の経歴を晒してしまうティリーをフォローしてか、晒された情報を使って自己紹介するパイク船長。ロルカ船長の後、船長に不信感を持っているだろうディスカバリークルーを配慮していました。

7つのシグナルに関しては「前回は謎のエネルギーの歪みを調べてクリンゴンと戦争になったから惑星連邦は慎重になっている」と、シーズン1でバーナムが始めた戦争にも言及。

この7つのシグナルについては、そのエネルギーは我々の理解を超えるし、その意図もわからないので、調べるのが任務だそうです。

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パイク船長の「発信」命令は、「Hit it.」でした。この人のさっぱりとした話し方によく合っています。

まつ毛まで金髪のマッドサイエンティスト、スタメッツは、シリーズ1で亡くした恋人コーバー医師の映像を見ています。

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こめかみに青いデバイスをくっつけると目に映る仕組み?、未来のVR、スゴイね。

ティリーはスタメッツを励ますため、指揮官訓練プログラムにかこつけて、論理科学のブリアナの広いスペースを取り上げてスタメッツの新しい研究室にすることを提案します。

しかし、パリ和平合意の後にバルカン科学アカデミーから教官の職をオファーされ、スタメッツはそれを受けることにしたから、研究室は要らないといいます。ディスカバリー号にはコーバー医師の思い出が詰まりすぎていてツライらしいです。

次は、サレクがバーナムの部屋を訪ねます。サレクは惑星艦隊と共同のタスクフォースを組織するそうです。クリンゴンもシグナルの正体は解明できていない模様。

アマンダがアリスの不思議な国を読み聞かせている回想シーンでもスポックがポツンと遠くから眺めていたように、スポックとバーナムはあまり良い兄弟関係ではなかったようです。

シグナルの座標近くにおりたら、小惑星だらけでした。小惑星の1つに漂着している惑星艦隊の船を発見します。サルーの千里眼で確認したところ、戦争中にクリンゴンに襲撃された医療船NCC-815、USSハイアワサ号でした。

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冒頭に出てた目が巨大な宇宙人ライナスに見てもらうんじゃないんだ…

ゴールドのパイク、シルバーのバーナム、ブルーのコノリー、レッドのナーンが5レンジャー的な宇宙スーツで生存者がいないかポッドに乗って調査に出かけます。

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このかっこいいスーツも、かっこいいポッドも、かっこいい船外服も、スタートレックの正史蹂躙問題に発展してトレッキーがギャーギャーいいそう。このシリーズ、正史の未来域にしてほしかった。

コノリーはいきっていたら小惑星が衝突して速攻滅ってました。その後、バーナムが命令違反で被弾したパイク船長を救出。

ハイアワサに到着したら、機関部のジェット・リノ中佐がテラライトの治療中でした。10か月と11日間、エンジニアリングの知識を活かして仲間の命を維持してきたそうです。

ハイアワサ号の生存者をディスカバリー号に転送し終わって、最後の瞬間にお約束のトラブルで、バーナムだけが残されてしまいます。

そこに赤いシグナルが発生。バーナムは、天使のような形をした人型の影があらわれます。っと、そこにパイク船長が助けにきて、無事救出されました。

また、小惑星に落ちていた青色の石は、バーナムが握っていたにも関わらずトランスポーターで転送されなかったことからバリオン物質ではない可能性があり、その場合、世紀の大発見となるかもしれないそうです。ティリー曰く、エネルギー効率100%の無限大エネルギー源だそうです。

このエリアに入った後、胞子ドライブの胞子が活性化していたのにも関係がありそう?

兎も角も、再度小惑星に近づいて岩を確保するさい、パイク船長は船長席をサルーに譲ります。ところが、エンタプライズ号のダメージが酷く、パイク船長はしばらくディスカバリー号に残ることに…

パイク船長は、共同指揮みたいなことを言ってサルーに配慮していました。

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惑星艦隊の船長って、サルーが副長だからそのまま船長になれるってわけじゃないような…、なんでサルーにそんなに気を使っているのか、ちょっとよくわかりませんでした。

スポックに会うためにエンタプライズ号への乗船許可を貰おうとしますが、パイク船長はスポックは船を降りたと言います。クリンゴンとの戦争の間、パイク船長らエンタプライズ号のクルーは探査ミッションで戦闘に参加できなかったことを後ろめたく感じていることを伝えた上で、数か月前からスポックは答えのない問題に取り組んでいる様子で、時間が欲しいと下船を申請してきたので、信頼をベースに無条件で許可したとのこと。

そしてバーナムはパイク船長にスポックを探しの為にスポックの部屋に入る許可をもらいます。

スポックの部屋に入ったバーナムは、スポックの遺書のようなボイスレコードを聞きます。そしてスポックのお絵かきタブレットから、子供の頃に悩まされていた悪夢の一部として、7つのシグナルの絵を発見します。

最後に

残虐じゃなかっただけで素晴らしいと感じるなんて、相当よろしくない精神状態ですな。子供の頃のスポックの夢が7つのシグナルに結びついていたというような運命じみた設定はスタートレックっぽくなくてどうなんだろ?って感じですけどね。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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