主人公は、ルシス王国の王子で20歳。クリスタルと国王の力で魔法が使えるルシス王国と、機械文明のニフルハイム帝国の停戦協定の一環として、ニフルハイム帝国のオラクル(賢者?、巫女?)のルナフレーア姫をお嫁にもらいにお出かけしている間に、ルシス王国首都のインソムニアは、ニフルハイム帝国に壊滅させられてしまう。マジっすか…
基本情報
原題 | ファイナルファンタジーXV |
ジャンル | アクションRPG |
開発元 | スクウェア・エニックス |
プラットホーム | PlayStation 4、Xbox One |
評価(最大5) | ☆3 |
総評としては、微妙。面白いことは面白い。ゲーム仲間にはおすすめしないケド、止めもしないので、☆3つといったところです。
感想
映像・世界観
地形、景観はとてもきれいだけど、据え置き型オープンワールドRPGのカテゴリーでは2017年レベルではない印象。開発に時間かけ過ぎじゃ?
ファンタジーなので、地球にはないような地形が描かれており、遠景は豪華。幻想的な雰囲気で映像の粗を巻き返していましたね。
近景だと藪の中などのカメラ回りが微妙で動きづらかったかも。
フィールドはシームレスに作られていて、延々とウロウロ動き回れるのは楽しかったのですが、遠くに移動するときのファストトラベルのローディングが遅すぎました。
車の移動もいろいろ不便で、私はチョコボを愛用していました。
フィールドやダンジョンにあまり面白いものが落ちていない感じで、チョコボを降りるのが億劫でした。モブハントのモブ付近に落ちているものを魔法のレシピとか料理のレシピとかにしてくれると、お出かけのモチベーションが上がるかも。
登場人物の魅力
出番の少ない主人公の父王とヒロインがかなり魅力的。これは、飛行機の中でたまたま映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」をみたおかげ。FF15はこれで十分だった。ゲームの方は、要らなかったカモ。
主人公は、イケメン風。主人公のオトモは特徴的な顔立ちをしたイケメン風だけど、なんか影が薄い気が…(追加のダウンロードコンテンツで深堀するらしいデスが、そもそもの本編で魅力が足りていないので、遊ぶ気になる人が沢山いるのか少々疑問)
映画と同様に、前章DLCでご友人たちの魅力を先に出して、本編に入る戦術の方が合理的で販売が促進される気がします。どうせ本編は薄い(怒り)のですから、先に出しても大したネタバレにはならず、本編が引き立つ様な気がするんですケドね。
FF恒例のシドは、テキサス人風(?)の訛りがあって、孫娘のシドニーと共に、キャラが立っていて素敵。
他の人は本当に影が薄いモブ。クエストの依頼者なんて経験値とご褒美をもらうためだけに粛々とこなす感じになっていました。主人公グループただの便利屋さんでした。
王子らしからぬ雑用係っぷりに加えて、(英語ボイスプレイヤーとしては)王子なら、もうちょっと育ちがよさそうな話し方をしてくれていてもいいんじゃない?っと、ぼやきたくなる感じ。
あの中で一番育ちがよさそうなのは、イグニスだという…。育ちも出身も主人公とグラディオと同じはずなのに、彼だけ訛りが違うんですよね~。この点が気になるけど、DLCで遊ぶほどは気にならないところがイタイ。
バトル
コマンドバトルを廃止して、FF初(?)のアクションRPG導入は、時代の流れだから仕方がないとして、他のゲームとは一線を画すFFの特色として、「魔法」がもっと使い倒せる感じだったらよかったな…
同じスクエニでも、キングダムハーツ(KH)シリーズの方が、ファンタジー&魔法が面白かったかも。あと、召喚獣が凄すぎて、最後の方は出てきてくれるまでの時間稼ぎバトルみたいになっておりました。笑。
残りのメンバーが各々の判断で適当に戦うのは、最近のはやりというか、他のゲームと同じなので、あまり違和感を感じませんでしたが、私はメンバー間の連携をうまく活用できなかったので、2週目の課題かな…
複数の敵と戦うときの標的切り替えもキングダムハーツとか他のゲームの方が操作がしやすいです。一匹ずつ確実に減らしていく方が有利な敵に苦戦しました。
スキル
私がRPG好きなのは、スキルを育てるのが面白いからというのが大きいのですが、アビリティーポイントが全然たまらなくて、面白くなかったです。
アビリティーマップが4人共有(チームに一つ)で、ポイントも全然たまらないので、自分よりレベルが20以上低い敵に苦戦したりしていました。2週目に入って、アビリティーが充実してきてから、バトルが面白くなってきたので、1周目からこの調子だったら結構好きだったかも。
3DSのブレイブリーデフォルトは、ジョブとアビリティーの作り方がFFっぽくって、できることが増えて楽しく、覚えたら使ってみたくてフィールドに出たくなり、そして気づいたら全員カンストしていました。あんな感じにザクザク覚えるか、もしくは最近よくあるスキルは覚えないで装備や武器に買ってきた強化パーツつけるだけにするとか、振り切った独自路線を進んで欲しかった。中途半端が一番ダルイと思いながら遊んでました。
宝・アイテムなど
集めたくなる様なものはほとんど存在しません。ファントムソードぐらいかな?
アイテムを探してシドに改造してもらえる武器は限られています。ご友人たちに装備させる武器のためにフィールドに出るようなイベントがないのは少々さびしいかんじです。
2周目
2週目を終了してからレビュー記事を書こうかなと思っていたのですが、もう止めちゃいます。つまらない。
クエストやモブハントは1周目にほとんど終わらせていますし、2週目でのプラス要素は、ゆっくりゆっくり貯まるAP(アビリティーポイント)でできることが増えて、バトルはようやく楽しくなってきたところですが、ローディングが遅すぎて心が折れたので、次のゲームに移ります。
ストーリー
ストーリーは、腹立たしいの一言。詳しくはネタバレで。
ネタバレ
ネタバレ注意です。
腹立たしい。
ヒロインが死にます。
スクエニは、いつもヒロインを殺しますね。
それしかできんのか?
っというのが、他の人にはおススメ出来ない理由です。
ストーリーの最後の方で、主人公がクリスタルに吸い込まれて、10年後に成長した姿で出てきました。そして、同じだけ年を取った仲間と再開しラスボスを倒します。
は?
この人、誰ですか?
結局、仲間との旅ではラスボスを倒すのには不十分だったので、主人公は他所で成長しました!
ん??
ってなりませんか?
しかも、他所で成長した主人公、強くて、倒し方が「アンパーンチ」。
で、終了。
いや、バトルが面白いならいいのですが、使い勝手の悪い魔法と覚えの悪いスキルで、これでラスボスが倒せるんだろうか?っと疑問に思いながら進めていたのですが、プレイアーの貢献度ゼロでラスボスを倒すとかありえん。
最後に主人公とヒロインは、幻想の世界(?)で結婚式を挙げるのですが、それもどうかな?
死んだのか、生きているのか、もやっとする。
ほんとガッカリ。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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