スタートレック映画は、偶数版は良作、奇数番は駄作と言われますが、個人的には奇数番は「内輪向け」で、偶数版は「新規向け」という印象です。
今作は「スタートレック III」以上に過去作を知らない人には響かないんじゃないかという点が気になって楽しめませんでした。
良いところを探そうとしたら、youtubeのトレッキー達からも酷評されていて苦笑。熱狂的なファンからも受け入れられていない作品であるようです。
基本情報
原題 | Star Trek: Generations |
邦題 | スター・トレック VII: ジェネレーションズ |
タイプ | SF |
公開日 | 1994年11月18日 |
監督 | デヴィッド・カーソン |
脚本 | ロナルド・D・ムーア ブラノン・ブラーガ |
原作者 | ジーン・ロッデンベリー |
おすすめ度 | 2.5 (1~5点) |
トレーラー
あらすじ
触れるものすべてを破壊する謎のエネルギーの帯から救出された、エルオーリア人研究者ソランは、帯の先にあるネクサスに戻る為、危険な研究を実行し、ピカード艦長はネクサスに囚われてしまう。
そこで出会ったカーク艦長に助けを求めるが…
脚本、世界観
ストーリー自体はシンプルで、エルオーリア人研究者ソランが救出を拒否したのも、その後、ネクサスに戻ろうとして暴挙にでたのも理解できる筋が通った作品でしたが、常連メンバー(役者)達が楽しく活躍できるように全力で配慮したら、ひどい脚本になってしまった感じです。
あからさまにSFとして致命的な論理破綻がいくつかあって、スタートレックをよく知らない人に、悪い印象を持たれたらイヤだな~。
登場人物
スタートレックオリジナルシリーズの劇場版(1-6)とネクストジェネレーションの劇場版(7-10)の繋ぎに位置する作品で、オリジナルシリーズから、カーク提督がゲスト出演、スコッティ―、チェコフがカメオ的に登場します。
スタートレックジェネレーションのバーテンダー、ガイナンと敵役のソランを通して、謎の多いエルオーリア人のことがチョットだけ分かる貴重な作品ともいえます。
あと、ヘルムにヴォヤジャーのTuvokがいました。バルカン人は寿命が長いから、ジュニア時代のTuvokかな?
以降、「感想」と「最後に」は、ネタバレ注意です。問題なければ「次へ」をどうぞ。
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