ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、レビュー【ネタバレなし】

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、すっごい好き!

基本情報

原題Guardians of the Galaxy
邦題ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
タイプSF
公開年2014/07/31
監督ジェームズ・ガン
脚本ジェームズ・ガン, ニコール・パールマン
原作者ダン・アブネット, アンディ・ランニング
おすすめ度5 (1~5点)

あらすじ

自称「スターロード」のしょぼい泥棒(トレージャーハンター)のピーター・ジェイソン・クイルをはじめとする銀河の各種犯罪者たちが「銀河の守り守護者」(Guardians of the Galaxy)を結成して、銀河とそこに住む120億の命を守る。

感想

Marvelのヒーローものは、あまり積極的にみる方ではないのですが、この作品はいい塩梅にMarvelっぽくないのが、とてもいい。

物悲しくスタートするけど、基本的に陽キャが楽しく活躍するかるーーい話でもある

全体的に完璧なバランスで作られたソツがなく楽しさがギュッとつまった作品。

人を楽しませようという製作者の心意気を感じる良作です。

SFSFしてる

しょっぱなから、宇宙船に連れ去られる。美しい宇宙空間に、人の住まなくなった惑星のとある遺跡に降り立つ。映像は美麗。

ドラえもんも真っ青な未来ガジェットが出てきて、栄えていた頃の再現映像して、地形と目的物を把握。からの、超絶レトロなSONYのカセットテープのウォークマンに有線ヘッドフォンで、その辺の宇宙生物を捕まえて、マイク代わりにご機嫌に踊りながら、散策。からの、オープニングロール。

まず、掴みがよい!

いろんな種類の宇宙ガジェット、いろんな種類の宇宙人、いろんな惑星に、いろんな都市、がっつりSFしていて、めちゃたのしい。

ゆかいな仲間たち

ガーディアンズの5人のメンバーのキャラの深掘りが自然でスムーズ。人間のヒーローに、宇宙美女のヒロイン、うんちく担当のあらいぐま、テンポがずれてるエント(木の人)に、もっとずれてるマッチョ。ベタっちゃベタなんですが、なんだかだで全員好感が持てる。

コミュニケーションが全く取れていないのに、ちゃんと連携しちゃうコミカルなアクションが秀逸です。

沢山出てくるサポートキャラも丁寧に描かれていて、それぞれに特徴があります。

敢えて言うなら、メインキャラの5人やサブキャラたちのクセが強く、肝心なラスボスが印象に残らなかったことかな。

ユーモアとシリアスのバランスが最高!

テンポよく進んでいくストーリーは、ユーモアとシリアスのバランスが最高でした。

最近よくあるすっごくシリアスな話にムリヤリ笑いを取り入れて笑えなくなって違和感を感じるとかじゃない。隙あらばダジャレをねじ込んできて、あきれ笑いが途絶えない絶妙な仕上がり。

アクションとストーリーのバランスも最高

逃走したり、闘争したり、討論したり。

これもアクションとストーリーのバランスがホントにいい塩梅。

重くもなく、軽くもなく、ダレることもなく、せわしない感じでもない。

丁寧に描かれているのに、くどくない。

見ている人がどんな期待を寄せているのか、どうすれば楽しめるのか、よくわかっているな…っと感嘆しました。

映像美と世界観

宇宙者のSFなのでほとんどが創作された世界なのですが、よく作りこまれているというか、考えられているというか、しっかりとした世界観の上に成り立っている作品でした。

映像美は、他の作品と比べて優れているとは思いませんが、最近の高水準枠。世界観がいいから映像も映えていました。

音楽

主人公はカセットテープのウォークマンを宝物にしており、1970~80年代の音楽が流れていて、ちょっとレトロチック。

視界に入ってくる「最新スペシャルエフェクト」感と耳から入ってくるレトロさのギャップが独特の雰囲気を出すのに一役買っていた気がします。

最後に

あっけらかんとして楽しく、親しみやすく、非常にバランスが取れた作品です。

衝撃の話題作っという感じではなく、元気が出るタイプの映画で、疲れた時に流しておくのに最適です。

おススメ。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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