【ネタバレ全開】「If Memory Serves」レビュー (DSC、S2、Ep8)

大歓喜!

神船長、キャプテンパイクの過去と恋!

スタートレック:ディスカバリー、シーズン2、エピソード8、「If Memory Serves」のレビューです。

過去作、本作のストーリーのネタバレを含みますので、ご注意ください。

過去作がそのまんま登場!

今回のスタートレックディスカバリーは、なんとオリジナルシリーズの更にその前、パイロット版の『The Cage』で、キャプテンパイク、スポックらがタレス4に降り立って、ヴィーナと出会ってから、別れるまでのシーンの引用から始まります。

うぉ。

スポアドライブは盗作疑惑ですから、頼れるものは過去作のみか?

オリジナルシリーズから、人気のキャプテンパイク、Mr. スポックを引っ張り出しメインキャラにしたてただけじゃなくて、スタートレックのルーツの映像まで使っちゃうんだ…。

ディスカバリーのオリジナルで残っているのは、頭脳明晰な役柄なのにやってることが自己中で直情的な主人公だけかも?

スポックとマイケルの過去

兎も角も、前回、マイケルが幼少の頃のスポックにヒドイことを言って傷つけたことが分かったんですよね。

それ自体は子供の頃の事だから仕方ない部分もある。

スポックを助ける代わりに、幼少の頃の二人の記憶を共有するようにタレス人から言われた時、「Do you wanna experience our pain?」って言っていたのは、ちょっとちがう。

スポック側から痛みを与えるようなことはしていないので、ただのマイケルいじめ状態だったのに、our painって、都合がいい言い方ですね。スポックの痛みは被害者の痛みで、マイケルのは罪悪感。一緒にしちゃダメじゃない?

スポック精神病棟逃亡と同僚殺害の真実

「疲れているなら休む?」っというヴィーナの優しい心配を、「No, I don’t. Show me.」っときっぱり踏みにじり、タレス人にスポックの記憶を見せてもらいます。

感じ悪っ。

スポックは、スターフリートオフィサーを殺害してはいなかったことが視聴者にも共有されます。

サブストーリー:殺されたヒューと殺したアッシュ

自身を殺害したアッシュ(Voq)を見て怒りが収まらないヒューは、殴り合いの喧嘩に発展するも、サルーはただ見守るだけ。

後でキャプテンパイクに「教科書通りの処置じゃないね。」と指摘されるも、「クリンゴンを内蔵する人間と黄泉から戻った医師」の間の問題を解決する教科書的な処置は存在しないと涼しい顔。なんだか吹っ切れていい感じですな。

更にかっこいいのが、それに対してキャプテンパイクが「どんな状況でも、この制服を着ている存在は、暴力にて問題を解決しないから、こんなことが二度と起きないように!」と指摘するところ。思慮深い良いリーダーって感じ。

キャプテンパイクとヴィーナのラブ

中盤にキャプテンパイクの元に幻想として現れるヴィーナ。お互いに想いあっていることを伝えあいます。

うぅ~。

『The Cage』で、キャプテンパイクは視聴者が分かるように、ヴィーナに一目ぼれするのですが、流れ的にストーリー中はずっとその感情に抗っていましたし、『The Menagerie』でヴィーナの元に戻る時には、話をすることが出来ない状態でしたから、キャプテンパイクが愛を語るシーンはファンには嬉しい!

ヒューとポールのゲイカップルは、上手く行かなくて、別れちゃいました。残念。

子供のいじめシーンのむごい演出

最後は衝撃のスポックとマイケルの子供の時のやり取りをタレス人に共有するシーンです。

大人のスポック、マイケルと、子供のスポック、マイケルが交互に出てくるのですが、マイケルひどすぎ。

この作品のライターは主人公をどれだけ嫌われ者にすれば気が済むのか知りませんが、とにかくひどいやり取りでした。

謝罪するマイケルに、マイケルの行動がスポックに与えたいい影響を説明し、感謝の辞を告げるスポック。

そこからもマイケル何様だよっと突っこみたくなる更に不快なやり取りが続きます。

Section 31が到着し、ディスカバリーと2人の取り合いをした後、タロス人の幻覚に助けられ2人は無事ディスカバリーに搭乗し、キャプテンパイクと再開したスポックは顔に笑みを浮かべます。

Is that a smile I see on your face?

I believe it is . Yes.

キャプテンパイクに再会できてうれしい気持ち、わかるわ~。

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