長寿と繁栄を!
美しいスポックの実家とセクション31の船内が見られる貴重なエピソード!?
スタートレック:ディスカバリー、シーズン2、第7話の感想文です。
過去作、本作のネタバレを含みますのでご注意ください。
ストーリー
スポックは信号が現れる前から信号を絵にかいていた。母バーナムはスポックの病気を利用してバーナムを危機から救うことに成功していた。
耐えられない未来を見せられた可能性は高い。
第5基地の精神科施設から逃げ出し、シャトルを盗み、ムタラセクターで消えた。
連邦とセクション31の両方から追われている。バルカン星へ行って、両親に探りを入れてみることにします。
スポックの実家
バーナムはサレクの娘として実家へ帰り、スポックの部屋で、「Live long and prosper」のサインの仕方を教えてもらった時のことを回想します。

サレク家は紅葉の美しいモダンな邸宅でした。ENTのトゥポルの家も和風で趣がありましたが、もっと砂漠っぽい景観だった気がしなくもない…
父サレクは毎日「トクマー」の修行をして、スポックのカトラを探しているようで、居場所を知らない模様。母アマンダは、何かウソをついている様子。
アマンダを説得して、スポックの居場所に案内してもらうも、スポックはブツブツ訳の分からない独り言と「841947」を言い続けるのみ。
アマンダは、どんな特権を使ってもスポックを連邦には渡さないつもりですが、サレクに発見されます。アマンダがスポックをかくまった聖堂は、カトラ石があって、テレパシーのリンクを断ち切る作用があるとのことで、サレクの力をもってしてもスポックの魂を救えなかったみたいです。

日本のマンガみたいな設定ですな。
アマンダはサレクを愛していたから結婚したけど、そのせいでスポックは「ルタク・テライ」と呼ばれる学習障害と識字障害をアマンダから引き継いでしまった。しかしバルカンには助けてくれる人がいなかったので、「あべこべの世界を生き抜く物語(=アリスの不思議な世界)」を読み聞かせそうです。

これ以降のアマンダとサレクの話は正直辻褄が合わなくて理解できませんでした。
サレクはスポックをセクション31で治療させるように指示します。スポックから連邦の求める答えを引き出すために最大の努力をするだろうとの予測です。そしてバーナムがスポックを匿うのを助ければ、彼女のキャリアも台無しになってしまうので、バーナムが連れていくしかないと考えます。
7つの信号の謎
パイク船長は、シグナルとレッドエンジェルが現れた後に残留物質の崩壊が検知されるので、それを分析し、次の出現を予測することを試みます。

7つのシグナルは既に出現していて、場所は分かっているのでは?
サルーの調べでは、レッドエンジェルが現れると、タキオン粒子が急増し、1立方ミクロン当たり5000にも上る。ティリー曰く、超新星並みの密度らしいです。
探査機を送るため、特異点に近づくことにしたディスカバリー号。
バーナムがどこかへ出かけたことを知ったタイラーがブリッジを訪れ、「セクション31」のスポック追跡権限を使ってパイク船長にバーナムがどこへ行ったのかを聞き出そうとしますが、ディスカバリー号が謎の時空の歪みに囚われて、うやむやになります。
一旦後退し、特異点と十分な距離を取った後、シャトルで探査機を運ぶことにするパイク船長とタイラー。時間の歪みにさしかかったところで探査機を放ちますが、シャトルは時間の裂け目に飲み込まれて見失ってしまいます。
そこでクマムシDNAに守られているスタメッツに助けを借ります。
パイク vs タイラー
シャトル内のパイク船長とタイラーは、小競り合いを続けています。
「ディスカバリーに居場所を教えるためにプラズマを5分おきに3回燃焼させる」ように指示しますが、タイラーは「パイク船長は戦争に参加しなかった罪悪感で、自分の価値を証明するために無謀な行動を続けている」と非難しますが、結局は船長命令に従います。
パイクとタイラーが再び揉めていると、つい先ほど投じた探査機が超絶進化してシャトルを襲います。短い時間で500分の真価を遂げた様です。パイクはなんとかテイラーを救うことが出来たものの、探査機はシャトルを介してディスカバリー号のデータをハッキングしています。
そこにクマムシDNA保持者のスタメッツが華麗に登場。一旦シャトルを特異点から引き出したものの、どんどん中心付近に引き寄せられていくため、最終的にはシャトルは自己爆破し、トランスポーターで中の人だけ離脱します。
ハッキングを止めようとしていたロボ人間風のエアリアム少佐はモニターに映る赤い点を見てボーっとなった後、目が赤く光っていました。

これはなんかのフラグですね。
最後にタイラーとパイクは仲直りして、お互いを褒めあって、めでたしめでたし。

ってか、今回は調査が空振りに終わったばかりか、データを奪われ、エアリアム少佐を乗っ取られて終わりましたな。めでたくないか。
セクション31でスポックの治療
リーランドは、スポックを傷つけない、バーナムのセクション31滞在許可をもらったとバーナムに親身な様子を見せますが、スターベース23へ追い払おうとします。
そこにジョージャウ皇帝の登場。リーランドがスポックの記憶だけを抽出して、スポックは廃人になるだろうことを教えてくれ、更に逃がしてくれます。
後のジョージャウ皇帝とリーランドの会話で、リーランドがバーナムの両親の死に関わっていることが示唆されます。
一方、スポックを救出したバーナムは、スポックが繰り返しつぶやいていた「841947」が、「749マーク148」の座標にある惑星タロス4であることを突き止めます。

「タロス4」は、『スター・トレック』が始まる前、パイロットエピソードとして作られたものの、ボツになった作品で、パイク船長とスポックが旅して、それ以降「禁忌の星」とされている場所ですね。
最後に
今回はあんまり残酷じゃなかった。っとホッと胸を撫で下ろしました。
たったそれだけで、幸せ。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
※日本語字幕で再鑑賞後、記事再公開2020年10月28日
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