トレッキーの間では、奇数番のスタートレック映画は駄作だとか、シャトナー(=カーク)が監督として出張った「V」は壊滅的だとか言われていたのですが、特にそんな風には感じませんでした。
基本情報
原題 | Star Trek V: The Final Frontier |
邦題 | スタートレック V: 新たなる未知へ |
タイプ | SF |
公開日 | 1989年6月9日 |
監督 | ウィリアム・シャトナー |
脚本 | デイヴィッド・ローリー |
原作者 | ウィリアム・シャトナー ハーヴ・ベネット デイヴィッド・ローリー |
おすすめ度 | 3.5 (1~5点) |
トレーラー
あらすじ
地球での休暇中にヨセミテ公園でキャンプを楽しんでいたカーク、スポック、ボーンズの3人は、中立地帯の惑星ニムバス3で謎のバルカン人によって拉致されたクリンゴン、ロミュラン、惑星連合の大使を救うべく、呼び出される。
新しく製造されたUSSエンタプライズ(NCC-1701-A)で現地に乗り込むも、逆に捕まってしまう。
脚本、世界観
トレッキーの間で駄作と名高い「新たなる未知へ」ですが、脚本は悪くないと感じましたし、ストーリーとアクションのバランスも悪くない。敵役サイボックの得体のしれない不気味さもいい感じ。
初期スタートレックの世界観が踏襲された違和感のない作品だったのですが、SF的に新しい挑戦があったかというと、今一歩かな。
登場人物
カーク、スポック、ボーンズ(Dr.マッコイ)といつもの愉快な仲間たちが勢ぞろい。エンタプライズ号のメンバーは、色々迷走していて、ちょっと微妙。
狂気じみた敵役サイボックが魅力的で好きでした。
アクション、笑い
アクションは多くないものの、スタートレックにしてはメリハリと派手さがありました。
笑いは「宇宙船のヘルムパイロットのスールーとチェコフが地球の森で道に迷う」ニヤリ系と「エンジニアのスコットが『この船のことは何でも知ってる』といいながら柱に頭をぶつけて昏倒する」ガハハ系の両方のユーモアが散りばめられていて楽しい作品です。
映像美
昔の作品でも第1作や第2作には新しい表現の工夫が凝らされていましたが、本作は新鮮味がなかったかな。
音楽
うるさかった。個人的には、台詞の音量を大きく、BGMを小さく調整してくれたら、もっと聞きやすいのに…っと感じました。
以降、「感想」と「最後に」は、ネタバレ注意です。問題なければ「次へ」をどうぞ。
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