【ネタバレ全開】影の谷を歩むとも、レビュー (DSC、S2、Ep12)

カプラッ!

クリンゴンの見た目が「不細工控え目」になりました!!

ほんのちょっとだけだけど。

スタートレック:ディスカバリー、シーズン2、第12話のレビューです。過去作、本作のネタバレを含みますのでご注意ください。

ストーリー

クリンゴン帝国の聖地「ボレス」に4つ目のレッドシグナルが現れました。カーレスを祭る修道院しか存在しない特別な惑星です。

母バーナムは7つのシグナルの事は知らなかったし、タイムトラベルスーツに使われていたタイムクリスタルは破壊されたので、7つのシグナルを出しているのは「別の存在」であることが、推察されます。

謎解きをしているメンバーに「Speculating what the signal mean or who created them is UNPRODUCTIVE. (シグナルの意味や誰が作ったかを想像するのなんて、非生産的です!)」っと超無礼かつ傲慢な言い方で話の腰を折り、自説を展開するバーナム。

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相変わらず性格悪い。

リーランドはAIに取り込まれ「コントロール」になったので、ジョージャウと協力してリーランドを探すことをバーナムは提案します。

「球体のデータ」は意思を持ち始め、生き残るために移動も消去させてくれなくなっているので、「球体のデータ」が住み着いたディスカバリー号で「コントロール」と化したリーランドを追いかけると、この二つは出会ってしまい、世界の破滅に繋がってしまう。っと反対するサルー。

パイク船長は、「球体のデータ」の保全を優先して、ボレスに現れた4つ目のシグナルについて調べることを決定します。

半分クリンゴン人のタイラーが、ルレル総裁に連絡を取って上陸許可をもらうことにします。

タイラーの隠し子

バーナムは「私の目はごまかせないわよ。私は知る必要があるわ」っと、タイラーに詰め寄り、息子の存在を突き止めます。

タイラーというかタイラーに埋め込まれたヴォックとクリンゴン宰相のルレルとの間の息子で、タイラーが育てようとしたけど、逆に身に危険が及んだので「名を持たぬもの」としてボレスの寺院に預けたことを白状します。

間もなくルレル宰相が訪れ、ボレスにはクリンゴンの極秘の至宝「タイムクリスタル」も保護されており、これを使って「球体のデータ」を未来へ送ることができるかもしれません。

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久しぶりにみたけど、相変わらずクリンゴン人はブサイクのまま。それでも髪型も衣装もちょっとおしゃれになって、マシになったと言っておこう。

ボレス寺院に預けられた我が子を守りたいアッシュとルレルの夫婦喧嘩の後、パイク船長が「タイムクリスタル」を入手しに行くことにします。

ボレスに降り立ったキャプテンパイクは、タイムクリスタルの作用で成人クリンゴンに変貌したアッシュ・ラレルの息子「テナヴィク」に出会います。

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ボレスはホビットに出てきそうなマジカルな雰囲気の星でした。

白髪のアルビノクリンゴンに出迎えられます。「我々は時間を管理する者で支配者ではない。ここで力を持つのは我々ではなく『ポホ・クットゥ』(=タイムクリスタル)で、我々には渡す権限はない」とか言いつつ、「お前にはタイムクリスタルと対峙する力がない」と決めつけて、追い返そうとします。

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取次係りよ。ちゃんと仕事しろ。

取次係りの「テナヴィク」は、「クリスタルを守るものには別の時間が流れる」と赤ちゃんから急に成人した理由を語り、木がメキメキ成長する姿を見せます。

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室内で木を育てちゃダメでしょ。というか、この人は別の次元で修行して成長してから戻ってきたのではなくて、ここで急激に成長したってことですかね。

バーナム、コントロールの罠にかかる

セクション31に定時連絡が10分遅れた船があり、タイラーは、極秘デバイスをバーナムに預けます。

このデバイスをサルーに見せて「私がシャトルで行けば大丈夫よ」っと単独行動での提案します。サルーは「これもカミナーに信号を送った何者かの意図かもしれない」といいつつ、「怒りで判断を曇らせるな」と忠告をしながら許可を出します。

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フラグだ。フラグ。罠だ。罠。シャトルに忍び込まれて、ディスカバリーに連れ帰るパターンか?、バルカンで育てられて「論理的」なつもりでいる割に「感情的」な行動しかとらないバーナム。なんど「感情」で失敗すれば気が済むのか?

スポックもバーナムの単独行動を読んで、同行をかって出ます。「私は助けなどいらない。」っというバーナムを華麗にスルーします。

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Shall we, sister?

セクション31の船へ向かう途中、「リーランドへの個人的な復讐の為に彼を追いたいのは分かるが、コントロールを倒すには7つのシグナルの謎を解くことも重要だ」とスポックにたしなめられるも、「信号がコントロールから守ってくれた?」っと意見を聞き入れる余裕がないバーナム。

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近視眼的な姉と大局的な弟。勝負はきまっておりますな。

「科学者なら論理や事実を信じるべきよ」っと逆に助言をはじめてしまいます。「キミのその怒りのせいで、君は母親を失ったよね」っと目をそらしたくなる事実を突きつけるスポックも、負けてません。

スポックもパイク船長も「7つのシグナルは大局的には意味を持つ」と繰り返しますが、いつまでも耳を貸さないバーナムでした。

セクション31の船に到着すると、クルーが無惨に船外に放り出されています。唯一の生き残りは、シェンジョウでの同僚カムラン・ガント中尉です。彼が怪しげなプログラムを除去しようとしたら、逆に中にいたクルーが全員船外に除去されてしまったと責任を感じています。

船内に生命反応はなく、船も停止状態で、バーナムは調査のために船に乗り込むことを提案します。

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どう考えても、罠でしょ。

コントロールの言い分

バーナムはガントにシェンジョウからセクション31に移った理由を聞き、ガントは「艦隊では疑いがあってもまず動くことを学んだ。しかし連星系の戦いの後、疑いしかなくなった。セクション31は脅威査定で戦争の芽を摘もうとした。それは安全な未来につながる。コントロールなら実現できる」と答えます。

やはりガントは改造されて「コントロール」になってました。「データを手にすれば、私は最も純粋な生命体となる」、「キミって失敗しかしてないじゃん?、私はあらゆる未来をみられるけど、結末はいつも同じ」とバーナムに伝えます。

そして「球体のデータ」を最も効率的に入手する方法としてバーナムを利用しようとしています。

バーナムとガントとバトルになり、ぎりぎりのところでスポックが磁気を使って無力化します。

コントロールに「キミを罠にかけた」とハッキリ言われてようやく、7つのシグナルの謎を特にになります。

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それと同時にマイケルが未来を変える力を持っていることが示唆され「メアリースー」色が濃くなり、Youtubeのトレッキー達がまたぷりぷり怒ってましたっけ。遠い目。

パイク船長の試練

パイク船長、試練の時。

タイムクリスタルに触れ、未来の自分の姿を目にします。

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スタートレックオリジナルシリーズ(TOS)の『The Menagerie 1-2』の未来です。

タイムクリスタルを受け取ってしまえば、悲惨な未来が確定してします。タイムクリスタルを受け取らなければ、回避できるかもしれません。

それでも皆を助けるために未来を受け止め、クリスタルを持ち帰ります。

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パイク船長には敬意を禁じ得ません。でも、これがパイクの「結末」ではなく、スポックが反逆罪で軍法会議にかけられようとも、スターフリートでのキャリアを投げうってでも、パイク船長をタロス4へ連れていき、ヴィーナと幸せに暮らします。うぅぅ。

ボレスから戻ったパイク船長は、タイラー&ルレル夫妻にタイラーが息子に持たせたトーチベアラーの証(=光の衛兵のバッジ)を返します。息子「テナヴィク」にとって、ボレスが運命の地で、そこに彼の役割があることを伝えます。

そして自分自身も運命に従うことを噛みしめているようでした。

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DSCにはライターもディレクターも多すぎると批判されたりしますが、このエピソードは「神話」「魔法」「運命」なファンタジー作家が書いたんでしょうかね?

コントロール襲来

バーナム、スポック、パイク船長がディスカバリー号に戻ったら、セクション31の全戦力30隻がディスカバリー号を襲います。

クリスタルの利用法が分かるまでジャンプで逃れようと提案するパイクに、「クリスタルを使うには超新星並みのパワーが必要で、絶対に間に合わないから、球体のデータごとディスカバリー号を自爆しましょう」と提案するバーナム。

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球体のデータは、自己保存の意思を持っているから、絶対ムリだと思うよ。同じ失敗、また繰り返すの?

パイク船長は、エンタプライズ号を呼び寄せて、ディスカバリー号のクルーの避難先にすることにします。

サブストーリー

みんな大好きスタメッツのサブストーリー。

食堂でクルーがキャッキャと談笑しているのに暗い顔のスタメッツ。

スタメッツが「母バーナムを連れ戻す方法も、コントロールと戦う方法も、わからないままなのに喜べないよ」っとボヤくと、エンジニア長のジェット・リノはパイク船長から「スタメッツとリノでタイムクリスタルの利用法を考えておくように」という宿題を貰ったことを伝え、気合を入れさせます。

そこに元カレが現れ、未練たらたらで目で追ってしまうスタメッツ。

リノは、スタメッツの為にシックベイで働く元カレを訪ね、自分のパートナーがクリンゴンとの戦争で帰らぬ人になった事を伝え、コーバー医師も後悔しないように励まします。

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優しい。スタメッツとコーバー医師がゲイカップルで、リノもレズビアンだったというポリコレ配慮?

最後に

ところでControlは、Borgに似ているけど、Borgだと「Resistance is futile.」で、Controlは「Resistance is meaningless.」もしくは「Struggle is pointless.」だし、Borgだと「Assimilate」だけど、Controlは「Reconstructed」というように、微妙に違うみたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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