Apple Musicのロスレスは、強い。「ALACという可逆圧縮形式~」うんぬんの理屈で、音質がいいらしい。
私の環境では、楽天モバイルにタダ同然でもらったGalaxy A7に抵抗値が低くて鳴らしやすいオーテクの1万円ちょいのヘッドフォン(ATH-M40X)で聞くのが最も音がいいんだけど、これが「ロスレス音源」の恩恵であることに気付けなくて、かなり遠回りをしてしまいました。
てか、いつApple Musicアプリで「ロスレス」のダウンロード設定していたかも覚えてないぐらい音響関係に疎くて、PC環境で同じ音質を目指して、オーディオインターフェイスを買ったり、より高級なヘッドフォンを買い足したり、迷走しました。
あと、密かに完全ワイヤレスイヤホン(Momentum True Wireless 2)は、ごみだと勘違いしちゃったり…
自分の情弱っぷりに泣ける。
Apple Musicの「ロスレス」は、非アップル系のPCでは再生できず、アンドロイドでも無線・Bluetooth接続には対応していないっていう極々シンプルな理屈で、PC環境がタダ同然のスマホにボロ負けしてました。
「音源」大事だった。
そして、ウチのWindows PCで「ロスレス」音源を聞くためには、Amazon Music Unlimitedに乗り換えて、
- HD(ロスレス、44.1 kHzサンプルレート):51MB
- Ultra HD(ロスレス、最大192 kHzサンプルレート):153MB
上記のいずれかのファイルをダウンロード再生すると良いってことでした。
※ストリーム再生でもいいと思うけど、オンラインでゲームしながらだと、ゲーム側へのネットワーク負担が気になって、ね。
Amazon Musicは、FLACという可逆圧縮コーデックで、Apple MusicのALACロスレスと同じ仕事をしているらしい。

PCにAmazon Musicをインストールした後、
- オーディオインターフェイス(DAC)のサンプリングレートを192kHzに変える。(ウチのDACは勝手にバッファーレートも4096に変更してた)
- Amazon Musicの設定で、音質を「Hi/Hi-Res」に変更する
- Amazon Musicの設定で、オフライン再生設定が「HD/Ultra HD」になっているか確認する
- Amazon Musicの設定で、ラウドネスノーマライゼーションを切る
※ラウドネスノーマライゼーションは、音量を均一化するだけなので、音質に影響ありそうにもないけど、これを切るとスッキリする曲があるので、入れたり、切ったり、ごにょごにょ模索中です。
これで、PCの音質環境を整えるためにできることはやったはずなので、後は、耳が慣れるのを待つだけ?
正直ぶっちゃけると、初日の段階では、Apple MusicのAAC(可逆圧縮で音質レベルは下がる)との顕著な違いは、私には判らない。
こういうのは、だいたいの場合、「慣れたらもとに戻れなくなる」みたいな感じでじわじわ体が覚える反応が遅い人間でね…
144Hzモニターに慣れたら30Hzモニターで画面酔いするようになるとか、有機ELモニターに慣れたらIPS液晶がやたら眩しくてガジガジして見えるとか、そういう感じで、そのうち地味に効いてくると信じることにします。
とりあえず、今、はっきり言えることは、「自動再生」でAmazon Musicが選んでくる曲は、Apple Musicの似たような機能より好みってことかな。
Sam Smithの「Love me more (Acoustic)」から派生した「自動再生」が好ましくて止め時がありませんでしたw
あと、Apple Musicは音楽のドライバーを切り替える度にソフトを再起動しないと無音になっていましたが、Amazon Musicは、ドライバーを切り替えても勝手に新しいドライバーから音を出してくれるのがいいなと思いました。
最後に
これで、PCでモンハンしながら、スマホに刺したヘッドフォンで音楽を聴く変なスタイルから脱却できますように。
こういう人って、たぶんあんまりいないとは思いますが、まぁ、それでも、どなたかの参考になれば幸いです。