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【レビュー】Steelseries Arctis Nova Pro Wirelessの使用感

Nintendo Switchでボイチャ風に遊べるようになって嬉しい!実際のところ、一番活躍しているのは、ヘッドセットでYoutube聞きながらSwitchのゲームできるってとこですけどね…

【2022年11月11日、日本の家電量販店でも販売を始めたのを見たので、まじめに書き直すことにしました】

Nintendo Switchでボイチャ風に遊べるようになって嬉しい!

これが一番大きい!

steelseries arctis nova pro wireless for xbox

Nintendo Switchのボイチャ化

このヘッドセット、個人的には、何を置いても、Nintendo Switchのボイチャ化がポイント!

2.4GHzのUSB無線とBluetoothを同時に受信できるので、Switchのゲーム音(2.4GHz USB側)とスマホでのボイチャ通信(Bluetooth側)を同時受信できます。

もちろん自分の声はヘッドセットのマイクが取り込んでくれます。

電話も取れます。

Nintendo Switchって、ボイスチャット機能がないので不便だったんですよね…

友人評では、以前より私の声が聞き取りやすくなったとのこと。

これがArctis Nova Pro Wirelessを購入した最大の理由です。

『モンハンライズ:サンブレイク』の発売を機に購入したので、11月の時点で使用歴5ヶ月目に書き変えています。

とはいえ、実際のところ、一番活躍しているのは、ヘッドセットでボイチャじゃなくて、Youtube聞きながらSwitchのゲームできるってとこですけどね…

音楽もいい音で再生してくれるので、Switchで遊んでいるときは、アンドロイドでApple Musicを聞きながら『サンブレイク』のエンドコンテンツを周回しています。

ゲームのBGMだけミュートして、自分の斬撃や効果音やモンスターの咆哮にアデルの「Easy on Me」が流れてきたとき、なんか泣けた。

年かな?

あと、Bluetoothのボイチャ周りでいうと、シグナルが強いです!2階にスマホを置いて、庭に出ても通信が切れません。

ゲーム中の途中休憩時にヘッドセットをつけたまま階下のトイレに行っても通信が途切れることはないので、要注意です。

マイクミュート大事!

実験がてら2階の自室にスマホを置いたまま、階下のキッチンで料理しても、庭に大葉を摘みにいっても音楽が途切れることがないので、Bluetoothってこんなに強かったっけ?っと驚きました。

音質

音質は良い。

Arctis Nova Pro Wirelessは、FPSゲームで、3次元の足音が聞き取りやすい定位感とか、3Dオーディオ的な機能が売り。

Arctisシリーズの音質は「ゲーミングヘッドセットの割にはいい音」と理解していたんですが、想像より全然良かった。

てか、友人とモンハンする時だけ使えればいいからと、音質に期待していなかった。

音の精細さは「3万円台の完全ワイヤレスイヤホン」と同じレベルだと想像していたんですが、それより良くて、「1~2万円ぐらいのスタジオヘッドフォン」と同等な印象です。

但し、有線接続、USB無線、Bluetoothで音の印象が違います。

最初にあれ?っと思ったのは、サウンドステージ。

サウンドステージというのは、音が頭の中でなっているように感じると「狭い」、音がスタジオやホールなどの空間の感覚を伴って響いていると「広い」なんて言われます。※定位とは違う

私にはサウンドステージが「有線→2.4GHzUSB無線→Bluetooth」の順で狭くなっていくように感じます。

多くの人は、ゲーム音を2.4GHzの無線から取り込むと思うのでここを中心に書くと…

音楽用のヘッドフォンと比べるとサウンドステージは「広くはない」と思います。頭の中心でなっているというほど狭くはなく、「ちょっと近い」と感じる程度です。

そして、ゲーム用のヘッドフォンなら、狭い方が無難だと思うようになりました。

というのも、ヘッドフォンの性能の問題ではなく、自分の脳の処理の問題で、サウンドステージが狭い方が定位がとらえやすくなって、疲れにくい。

私だけ?

試しにサウンドステージが広めで、Rtingsの定位感(imaging)がArctis Nova Pro Wirelessよりも高いHifimanのSundaraでゲームをしてみました。

モンスターが「のっしのっし」遠くから近づいてくる足音や、乱入してきたモンスターに中距離・後方から「ギャオー」っと咆哮されたときの方角や距離感は、Arctis Nova Pro Wirelessの方が正確に感じとり、コントローラーの動きに迷いがない。

(一応モンハンのプレイ日記のサイトなのでモンハンを例に挙げてみた)

Rtingsで確認したところ、Sundaraの定位感(imaging)は8.9で、Arctis Nova Pro Wirelessの定位感は8.5。

Sundaraの方が評価が高いのですが、私の場合、ゲームプレイでは逆に感じるのです。

だから、Arctis Novaの方がサウンドステージが狭い分、脳に入ってくる情報量が少なくなって位置を捉えやすいのかな?

って、想像してます。

あと、ゲームにおける定位感は、ゲーム制作会社の調整や腕にも依存していると、『Biomutant』で遊んだ時に身に染みた。

インディー系のゲームは大らかに良いところを褒めるだけにしたい結果、レビューが書けなくなるほどの違和感がありました。

こういうハズレゲームに当たってしまったとき、サウンドステージが狭い方がダメージが小さく抑えられる気がする。

モンハンの定位の設定が悪いとは言わないけど(いや、勇気を出して「割と悪い」と言っちゃった方がいいのかも?)、サウンドステージが狭い方が位置がとらえやすいし、迷いがない分、疲れにくい。

というか、『ワールド/アイスボーン』よりも『ライズ/サンブレイク』の方が3D的な音響が気持ち悪い。実際にゲームの調整があわないのか、PS4時代に使っていたSonyのヘッドフォンがあっていたのか分かんないけど…

それと、サウンドステージが狭いとボーカルが近くて、いい!

とくに女性ボーカル!!

PCゲームで遊んでいるときはゲーム音と音楽の両方がUSB無線経由にできるから、付属DACの恩恵でハイレゾ音源(24bit/48kHzまで)の音楽が聴けます。

Amazon Music Ultra HD Spec with Arctis Nova Pro Wireless
他のDACと接続しているときにダウンロードしているからかサンプリングレートが「96kHz」になっていますが、Arctis Nova Pro Wirelessの「端末の性能」は「24bit/48kHz」の部分です。

(2022年11月16日、どうしても試してみたくてAmazon Music Unlimitedに入っちゃったw)

幸せになった。

24bit/48kHzでフツーの人間の可聴領域を全てカバーしていることになるから、この線引きは潔くて好ましい。

と、思ったけど、ダックのスクリーンには48kHz/16bitと表示されているので、ダイナミックレンジは24bitまで受け取る能力があるけど、吐き出しているのは16bitってことみたい。

ハイレゾっちゃ、ハイレゾだけど、PCに着けたDACと音の印象が変わるのは、この辺の違いなのかも?

設定を変えられないか調べるのにしかたなしにGGアプリをインストールしてみたけど、障害が発生しているとかでアカウントが取れなくて、この辺は、わかったら、また後日追記します。

あとは、音のコントロールについては…

この子は、寝起きが悪くて、起こしたばっかりの時はちょっと耳に刺さる感じがする。

アンマリーの『2002』だとカスタネット(?)の音とかベースがジャーン、ジャーンってなるときにちょっと耳に刺さる感じがする。

最初は音量を大きくして聞いたときに刺さるんだと思っていたんですが、たぶんウチの他のヘッドフォンより寝起きが悪い子なんだと思う。

電源を入れて最初の曲が、「All I want for Christmas is you」だった時に、高温が耳に刺さるし、ジングルの音が雑だしで、ビックリしたけど、プレイリスト2周目の時はマイルドになっていたので、そんな風に思うようになりました。

ちなみに、DACとヘッドフォンだと、DACの方がより寝起きが悪い印象です。

あと、音量周りで…

PCに有線で直に刺すと音がでかい。Windowsの音量3とか驚くべき小さい音で聞いてちょうどいいぐらい。箱にはインピーダンス35オームで感度が93デシベルと書いているのですが、もっと軽く鳴らせている印象でした。

こういう軽く鳴らせて、側圧が優しいヘッドフォンがあるといいね!

ウチにある似たような密閉型のダイナミック駆動ヘッドフォンだと、オーディオテクニカのATH-M40xというモニターヘッドフォンが35オームで98デシベルで同程度の鳴らしやすさ。

こちらは「全帯域で色付けのない原音に忠実な再生音。正確なモニタリングを実現するモニターヘッドホン。」ってのが売りの音楽のプロ仕様なので、これと比べていいのかちょっとよくわかりませんが…

USB無線接続で初期設定の「フラット」プロファイルと上記のモニタリングヘッドフォンを比較すると…

monster hunter drum sound

太鼓の縁を叩く、カカッカカという小気味良い音が、あんまり小気味良く聞こえないぐらいで、他はフツーにいい音。

「響き」というか「残響感」がちょっとだけ弱いって感じ?

カカッカカという音が好きなので、はっきり聞こえるように音量を上げてみましたが、もっと聞こえづらくなっただけだったので、これが音質の違いでしょうかね?

「ちょいちょい小気味良さが落ちてるかもしれない?」程度にしか聞き取る能力がない耳で申し訳ない。

この猫の右側に行ったり、左側に行ったり、離れて見たりして、「空間オーディオ」具合も聞いてみましたが、別に普通のステレオヘッドフォンでもできることなので、ちょっとよくわからん。

Xboxで遊ぶときもDolby Atmosをオンにしていますが、3Dなんとか系は正直どれもあんまり変わらないです…

あと、右側の空間の方が広く感じるというか、左側に圧迫感を感じるときがあります。これは私の耳の具合かも。

右側の方が繊細に感じる時があったり、場の中心が右側寄りに感じることがあったり、左がこもって感じることがあったり…

やっぱり、これは、私個人の耳の調子が悪いのかも。

うーん。

次に、2番目に重要だと思われるBluetooth接続ですが、公式じゃないネット情報によると対応コーデックはSBCのみらしいです。ビットプールまではっきり書いてなかったけど、最近のビットレートは328kbpsが多いっぽいのでこの想定で。

つまりハイレゾ再生とかはムリゲー。

とはいえ、だよ?

CDの音質(44.1kHz/16bit/2チャンネルで1,411kbps)は、Apple系のAAC圧縮では曲情報に「44.1kHz、256kbps」と表示されていることが多い。MP3系は正直ほぼ経験がないけど最高音質が320kbpsらしいから、この辺りまではSBC通信の許容範囲内ってことになる。

まぁ、SBCのみという割り切りはいいんじゃないかと思う。(他人事)

ちなみに付属のDACからのUSB無線は、48kHz/24bitでビットレートは2,304kbpsのハイレゾ圏も通信できるみたいだから、推定328kbpsまでしか処理できないBluetooth音質の方が悪いということになる。

しかし、個人的には、このヘッドフォンをBluetooth接続で音楽を聴くの、結構すき。

ただの貧乏耳なんだと思うけど…

Bluetooth接続で音楽を聴いていて、鳥肌の波が押し寄せてくることがあります。

おでことか眉毛あたりに響いてちょっとむず痒い時あるし。※それでサウンドステージがより狭くなったと感じます。

コーデックがaptXの「Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2」(←そつのない優等生系完全ワイヤレスイヤホン)で聞いても、鳥肌は立たないから、ドライバーの大きさで、コーデックの違いを巻き返してますな。

あと、先のアンマリーの『2002』みたいに曲が進むにつれて音が増えていくような曲は、だんだんごちゃついていくのが分かりやすいかも。こういうのはSBCコーデックの力量不足な部分でしょうかね。

※環境はBluetoothコーデックだとApt X HDまで対応できるハイレゾ対応(48kHz/24bitまで)アンドロイドなので、スマホ側の力量不足ではない。

ついでに、有線接続の音質についても書いておくと…

有線接続すると勝手に電源を落として、ただのヘッドフォンになってくれます。

エド・シーラン、ブルーノ・マーズ、サム・スミス、チャーリー・プース、ウィズ・カリファなどの男性ボーカルの代表曲をいろいろ聞いてみましたが、このヘッドフォンに一番合っていそうなのは(意外なことに)ジャスティン・ビーバーかな…

『Love Yourself』とか繰り返し聞きたくなりましたよ。

『I don’t care』は、ベースの音が一部聞こえづらくて、そこにあるはずの音を頭の中で足してたかもしれないけどw

とにかく、音楽用のヘッドフォンが恋しくなったのはサム・スミスだけでした。「Too Good at Goodbyes」とかは、いい音だけど、もう一声って感じ。

余談だけど、私のモンハンソングは、Rudimentalの『These Days』で、1曲リピートで聞いてると周回が進む、気がする。

有線接続の際は、3.5mm→6.0mmの3極キャップをつけて、MOTU M2というヘッドフォンの抵抗値に左右されにくいオーディオインターフェイス(ゲーマー風に言えばDAC・AMPに相当)に刺して使っています。

同梱されていた有線接続用ケーブルは、3.5mmの5極(ヘッドフォン側)→4極(PC側)です。マイク音声などをPCに取り込みたい人は指すサイドを間違えないようにした方がいいですね。

※わかりやすいように耳側にぴらぴらをつけてくれてます。

ちなみに、長さは1メートルちょいで、デスクで使うには十分ですが、寝転がってゲームするには短かったので、有線テストの際は、両端4極の延長コードを付けて試し聞きしました。

有線接続はUSB無線接続に近い空間の広さで、解像度が上がり、(特に低音が)より丁寧になる(=ごちゃつきが少なくなる)と感じます。ただ、これはヘッドフォンの影響ではなく、付属のDACとMOTU M2の勝負なのであまり参考にならないかも?

とりあえずDACを変えるともっといい音が出るかもしれないぐらいに思ってもらえばいいかも。

ちなみにMOTU M2は現在3万円弱ぐらいで、エントリークラスのオーディオインターフェイスです。

このオーディオの専用DAC兼AMPと、DAC+ヘッドフォンのセット販売な上に、ノイキャンに外部音取り込みに無線・ブルートゥースの同時接続までついている多機能な本品は、土俵が違いすぎて比べちゃだめかも?

でも、比べてみたくなるぐらいにはいい音なんですArctis Nova Pro Wireless。それでぼろ負けしたって、いいじゃない?

なんていうか、5万6千円がお買い得に思えてきましたよ。

むしろ、めっちゃ、お買い得に思えてきましたよ…

あと、有線接続だとハイレゾ(~40kHz)らしいんですが、そんな周波数域は「聞こえない自信」があるので、感想はなし。※ヘッドフォン側の「ハイレゾ」は再生音域だけを指している場合が多いらしいので、一応触れとく。

音源的な意味でのハイレゾについては、Apple MusicはPCではハイレゾ対応でないし、アンドロイドでは有線接続のみなので、スマホに有線接続して聞いてみると、私に違いが判るのはATH-M40Xよりも上のクラスのHifiman Sundaraからなので、Arctis Nova Pro Wirelessの音質は結構いいとこ食い込んでいると思います。

あと、通信方式問わず不得意な音の例としては…

冒頭のひゅーっという「風の音」とザーッという「水の音」が重なる部分などは、何の音かわかりにくい。

あと、Disney Plusで、『オビワン=ケノビ』を見てみたけど…

見るのに集中しすぎて、音質のことはすっかり忘れてました。

つまり、映画やドラマなどの映像コンテンツの視聴でも違和感のない高音質ってことですね。そういうことで。

ちなみに…

追記しながらYoutubeでいくつかレビューを見てみたところ、「音楽は違和感がある」という人が散見されました。

すごい耳だ!

私にはわかんない。

むしろ、かなり満足!

(多分rtingsとかの)サウンドプロファイルを見て「なるほど波形が乱れていた」的なことをおっしゃってました…

耳の鍛え方教えてほしい。

せめて違和感を感じた時の曲名を言ってくれればなぁ~。自分でも繰り返し聞き比べて感じ取れるように耳トレしたい!

(サウンドプロファイル的にはそこそこの定評がある)Hifiman Sundaraと比較して、音の粒の精細さとか、響きの美しさ(こもり感)、跳ね感の再現度(分離?)など、サウンドプロファイルには関係なさそうなところしか違いがわかんないです。

というか、このサウンドプロファイルの歪みが鳥肌をもたらしているかもしれないので、むしろ変えたくないまである。

「どこそこの周波数域が強い、弱い、違和感がある」などと聞き分けられる耳があったら、もっとぞわっとくる感じに調整できるんでしょうかね?

めちゃめちゃうらやましい。

ともかくも、耳のいい人はカスタムEQ設定で好みの音に調整できるらしいですから、違和感をなくす術はありそうですよ。

エイジングについて

実は、使い始めたころは、こんなにボーカルがよいと気づけませんでした。

エイジングですかね?

50時間ぐらいは鳴らしてから最初のレビューを書いたハズなんですけどね…

開封時点で、特にこもったところも、気持ち悪いとこもなく、エイジングが必要だと感じるヘッドフォンではありませんでした。

先月(使用4か月目)に偶然ボーカル(特に女性)が輝く子だと気づいたんですよね~。

ざっくり毎日4時間x30日x4か月で480時間ぐらい使った後は、わざわざ過去記事を掘り起こして「追記した方がよかろう」と感じるぐらいには違いました。

これ、エイジングの影響でしょうかね?

つけごこち

とりあえず、側圧が緩くて、快適!

Youtubeに「ノイズキャンセラーマイクが出っ張っていて耳に当たって不快」っというレビューがあったので、気になる人もいるかと思って、ついでに追加しますが…

私は当たりませんね…

ATH-M40Xには耳が入らなくて「オンイヤー」だし、「オーバーイヤー」ですっぽり入ってるSundaraでは、左耳が触って不快な時があるので、耳自体はそこそこ嵩張っていると思うのですが、Arctis Nova Pro Wirelessでは当たらない。

側圧が緩くて押さえつけることがないのに加えて、イヤーパッドにそこそこのクッション性があるので、よっぽど耳が立ち上がっていないかぎり当たらなさそうなんだけどな~

カップはちょうど耳と同じ大きさぐらいで「オーバーイヤー」状態で使っていることが多いですが、たまに耳を踏ませて「オンイヤー」状態で聞いているときもあります。側圧が緩いので、どちらでも快適です。

でも、人によってはカップが小さいと感じるかもしれません。

耳が大きい人がカップにムリヤリ耳をねじ込んだら、耳が立ち上がってノイズキャンセラーマイクに耳が当たるのかも?

私の場合はむしろ、カップの中に耳を入れた後、ヘッドセットをちょっと前にずらして、カップの後ろ側で耳をすくうように立ち上げるというか、起こし気味に聴くと、後ろ側の小さい音が気持ちよく聞こえて好き。このとき、耳の裏側がカップに寄りかかっている感じで触っているけど、ふかふかだから不快じゃないし…

それでもノイズキャンセラーマイクに耳が当たることはない。

私は、ね。

ヘッドフォン部分の重さは実測339gでした。無線ヘッドセットの中では軽い方とは言え、そこまで軽いヘッドフォンではないのですが、さほど重さは感じません。ヘッドバンドのおかげで頭に均等に重さが乗って重さを感じにくいのかな?

てか、ウチにあるヘッドフォンで一番着け心地がいいので、最近はこればっかり使ってます。

今回の記事に出てきたヘッドフォンだと、ATH-M40Xは側圧がきついし、Sundaraは眼鏡のつるの端っこが大きなカップの端に引っ掛かってレンズ部分がプカプカ浮いちゃうので、音が好きでも長時間愛用できるってわけじゃないんです。

ヘッドフォンあるある?

ふかふか、ふわふわ、ゆるゆるは、音質を超える価値があるかも。

通勤ヘッドフォン化?

外部音の取り込みができる機能、ついてます…

外部音、聞こえます。

面白半分、アンドロイドとBluetooth接続して音楽を聴きながら外を1時間ほどウォーキングしてみました。

暑かった。

耳が汗だく。

冬には暖かくていいかも。

それと、風があるところは、向いてない。

あと、Apple Musicなどのアプリを操作しているときに音が途切れがちになりました。

ウチにあるヘッドセットの中で最も側圧が優しいヘッドセットなのですが、歩いたからって落ちるって感じではないです。

走ったら、しらん。

でも、緩いから、下向いたら落ちます。

年よりのウォーキングより、学生さんが宿題しながら音楽を聴く作業の方が不得意かも。

まぁ、正直、そこまで頑張ってArctis Novaを活用しなくてもいいと思う。

それと、おそらく、この外部音取り込みは、高音域が得意だと思う。スイッチを入れた後、まだ音楽をかけていないのに「鳥のさえずり」が聞こえて笑った。

自宅が鳥獣保護区の近くだから、割といつも鳥がピーピー、ピヨピヨ鳴いているんですが、自分の脳が無視しているのか、本当に小さい音だったのか、耳では聞こえてなかったのに、ヘッドフォンを着けたら「なんか、鳴いてる?」ってはっきり聞こえたのが、面白かったです。

ノイキャン、サイコー!?

ウチのPC、RTX3080が乗っています。

んで、轟音がなっているときがあります。

PC、壊れてんのかな?

っと心配になることがあるくらい。

Arctis Nova Pro Wirelessのノイキャンは、この轟音を気づきにくくしてくれます。

ヘッドセットを外した後にPCの轟音にビックリすること、よくあった。

Youtubeで「ノイキャンは大したことない」って言われていたのを見かけましたが、その人は普段よっぽどすごいノイキャンを使っているんでしょうね…

私はノイキャン効果を高めるために側圧をきつくされるよりはこのバランスの方が好みですな。

まぁ、普段使いが「開放型」で外部音に抵抗感がないので、ノイキャンに関しては、私の意見の方を話半分で聞いてください。

バッテリーが交換できる!!

個人的に好感が湧いたのは、バッテリーが交換できるように予備のバッテリーが同梱されていたこと。

「バッテリーは1つでいいからもっと安くして!」って考え方もあると思うけど、私は別売りだったら面倒くさくて買わなかったと思う。

ついてたら、もちろん使う、あったらいいねアイテムをはじめからつけてくれるのは、すごくいいね!

次作も同じ仕様でお願いします!って感じ。

ただ、充電するためにゲームダックに差し込むのがだんだん難しくなってきています。最初はスムーズに押し入れられていたけど、最近は両手を使わないと入らない。

まぁ、いいけど。

人間工学、万歳!

地味ですが、ボタンの操作がしやすいです!!

特に音量ボタン。これは触ったらわかると思うけど、自然に耳に手を当てる動作をした時に、ちょうど親指のところに音量調節のくるくるがあるんです!

モニターヘッドフォンには音量調節なんてついてないし、前のヘッドフォンはボタンが多すぎて最後までどこにあるか覚えられなくて、コントローラーで制御してたし…

感動した!!!

Youtubeで広告が始まると突然爆音になったりするでしょ?

そういう時にパッと調節できるのが素晴らしい!!

そして自然に耳に手を当てる動作をした時の人差し指あたりに電源ボタンがついています。右側がBluetoothで、左側が2.4GHz USB。

外部取り込み(ワンプッシュ)やノイキャン(ダブルクリック)も同じ電源ボタンでできるので、めちゃめちゃ使いやすい。(私はどっちも使ってないですけど…)

人間工学、万歳!

あとは…

2.4GHz受信のデバイスが2つ

あと、2.4GHz受信のデバイスが2つあるのも嬉しい。PCとXbox、PCとSwitch、XboxとSwitch、PCとPlaystation…

と、思っていたのですが、ちょっと違った!

PC版とPS版は知らないけど、Xbox版のXboxポートはPCとXboxしか認識しないので、後ろの方に追記します。

まぁ、制限があっても、線を抜き差しする頻度が格段に下がりますけどね。

これも予備のバッテリーと同じで、使用前には個人的には需要を感じていなかったけれど、あると便利すぎて他に行きたくなくなっちゃう便利さです。

Xboxモデルについて

このsteelseries Arctis Nova Pro Wirelessには、PCモデル、PlayStationモデル、Xboxモデルの3種類があります。

私は、箱勢なので、Xbox版。

Xbox用のヘッドフォンがフツーに日本のショッピングサイトで買えるって、なんかそれだけで感動しちゃうのは、私だけ?

海外のYoutuberさんたちによると、Microsoftのセキュリティーが厳しくて、XboxモデルはPCもPlaystationも無線化できるが、PCモデルやPlayStationモデルではXboxの無線化ができないので専用版がある。それ以外の機能は同じ。

このため、一番汎用的なXboxモデルをおすすめしてました。

しかし、これはちょっと違っていて、Xboxポートは、(私が知る限り)XboxとPCしか認識しません。XboxポートにSwitchをつないでもヘッドフォンから音が出ることはありません。

だから、SwitchとPlaystationで使いたい人にはXbox版は止めた方がよいですね。

ちなみに私がメーカー直販で購入した時は、$379.99(ドル建て)でした。

これに、消費税(10%)と関税(別でDHL経由で払う5,000円ぐらい)が加わるから、まぁ、すごい。

落ち着いてポチっていたら、メールマガジン登録による10%引きクーポンとか活用してもちょっと安くできたのかもしれないですが、後で気付いたんで、まぁ、仕方ないか。

今、ドル円が140~150円ぐらいなので、定価56,000円の10%ポイント還元の方が有利ですね。

ラインアウトの「スピーカー」の音量調節について

前世代のSteelseriesのダックアンプって、「16~80Ω」ぐらいこなせたはずなので、ちょっとドライブしにくいヘッドフォンをつないで使ってみたいよね?(私だけ?)

Wirelessバージョンには、ヘッドフォンポートはありません。ラインアウトの機能があるから、これ、使えないかな?と試しましたが…

ラインアウトには、「スピーカー」と「ストリーム」の2つのメニューがあって、「ストリーム」の方は、メニューの中に出力の強弱を調整できるメニューがあります。

が、しかし、「スピーカー」の方にはない。このためラインアウトポートから別のヘッドセットにつなぐと最大音量で出力されてしまって、うるさいのなんのって…(普通のDACともいう)

単に音量調節つきのスピーカーやヘッドフォンで4極端子(TRRS)接続なら音量調節できるのかもしれないですが…

我が家には3極端子のヘッドフォンしかなくて試せなくてごめんね。

この付属DACを通すとどうあがいてもWindows側が音量100%で出力してくるのを音量100%で受けることしかできません…

DAC周りをいろいろ試してみるために普段使いのHifiman Sundara(開放型・平面磁界駆動ヘッドフォンで抵抗値とか精度が違うからヘッドフォンの比較には使っていません)で聞いてみたかったんだけど、ダメでした。

Arctis Nova Pro(ワイヤレスじゃない方)は、DACの左側にヘッドフォン用の出力端子がついているみたいなので、別のヘッドフォンをつないでもDACのつまみで音量調節できるのかも?

最後に

購入してから5ヶ月。私の中でどんどん存在感が大きくなっています。

この記事、何度書き直したかわからん。

特にゲームしながら「音楽」を聴くようになってから、試してみたいことが凄く増えました。

別のDACに有線でつないでみたり、Apple MusicからAmazon Musicに乗り換えたり、いろんな曲を聞き比べたり、当初想定していた「ゲーミングヘッドフォン」に期待していなかったことをいろいろ試したくなるとてもインスパイアリングなヘッドフォンです。

でも、ぶっちゃけ、「着け心地」が一番気に入っています。

あはは。

最後までお読みいただきありがとうございました。

最終追記日:2022年11月16日

「【レビュー】Steelseries Arctis Nova Pro Wirelessの使用感」への5件の返信

Arctis Nova Pro Wirless for Xboxが日本Amazonで販売されるようになったというニュースを見て興味を持ち調べる中で参照させていただきました。
とても詳しく、またつけごこちに関して(ノイキャンマイクが痛い話とか)気になっていたので、とても参項になりました。ありがとうございます。

このヘッドフォンではないですけれど、私も耳が触って不快なヘッドフォンを持っているので、嫌がる人の気持ちも、気になる人の気持ちも自分事ですw
Xbox用の無線機、嬉しいです!

xbox版を買おうか検討しているのですが、xboxでアンプを使ってVCは出来ますか?

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