甘夏のマーマレードを作りました。
またマーマレードかと呆れられるかもしれませんが、今が時期なのです。
正確には、1月のスィートスプリングに始まり、今年は今のところ10種類!
甘夏は左から2番目です。

なんか、圧巻!
分量
- 皮459g
- 果実450g
- 砂糖450g
- レモン汁(100gのレモンを半分絞った)
マーマレードの標準の砂糖の量は、皮と果実の50~100%です。ウチは甘さ控えめで50%で作ります。
甘夏の外観
親戚の家に植えられていたのを頂いたので、大きさはまちまち。傷は避けて使います。

総重量は1,654gで、皮は綺麗な部分だけより分けて、459gです。
甘夏の皮むき
頭とお尻を切り取った後、ボディーの8か所に切れ目を入れて、ミカン剥きが切りやすいです。

右下はゴミです。
ミカン剥きすると、皮側に筋が残るので、スライスして捨てます。
ミカンの酸で黒ずまないように、包丁はステンレスがおすすめ。
※鋼だと酸化して黒ずむのですぐに水に晒します。茹でこぼすときれいになります。
皮の茹でこぼし
皮は柔らかくもないけど、硬くもない感じでした。甘味や酸味は感じず、噛むと柑橘の香りと苦さが口に広がります。新鮮でシャクシャクした感じの青さも感じました。
中綿にも甘さはなくて、苦みはじわじわとくる感じで、強烈ではありませんでしたので、茹でこぼしは、水から茹でて沸騰してから10分間に続けるだけで、アルデンテな硬さになったので、それ以上茹でるのはやめました。

茹でこぼしを続けるかどうかは、苦みや硬さで決めるといいと思います。
果実の分量
果実は先日食べた紅甘夏よりもはるかにマイルドな味でした。酸味も甘みも穏やかというか、爽やかでおいしい!
730g取れたのですが、果汁が多すぎると水分を飛ばすのに時間がかかるので、皮の重量と同程度を使い、残りは食べました。

甘夏のように果実にある程度の硬さがある柑橘は、パティシエ剥きじゃなくて、ムッキーちゃんが早くて好きです。
Amazon、ムッキーちゃん
逆にスィートスプリングや日向夏のように果実が柔らかい場合は、パティシエ剥きのほうがやりやすいです。
甘夏、種子
種はマーマレードにとろみをつけるペクチンを抽出するために、お茶だしパックに入れて一緒に煮込みます。

種も色白ですね。
甘夏マーマレード、煮込み
皮と果実と砂糖を一緒に煮込みます。一応最初に強火で灰汁出ししましたが、果実からはまったく灰汁が出ませんでした。
強火で皮と果実と砂糖がなじんだら、30分ほど煮込みます。

前回の紅甘夏は茹でこぼしの際に水分を吸って100gほど重量が増えていたのですが、今回の甘夏は試しに茹でこぼしの後の水分を絞ってみました。
すると、30分も経たないうちに水分が飛んでしまったので、さらりとしている甘夏の場合、果汁は皮の分量より少し多めで作る方がいいかもしれません。
甘夏マーマレード、完成
水分は飛ばし過ぎてしまいましたが、皮の硬さはバッチリでした。

140ml~160mlのガラス瓶に5つできましたから、概ね750mlほどになったことになります。

※ガラス瓶は予め煮沸消毒し、中身を充填した後にも再度煮沸します。
余談
私がマーマレードづくりにハマったきっかけである明治屋の日向夏マーマレードはこちら。
Amazon、明治屋 日本のめぐみ 宮崎育ち 日向夏マーマレード
最後までお読みいただきありがとうございました。