母の嫁入り道具がめちゃくちゃ場所をとっています。和服ダンス、洋服ダンス、引き出しダンス、化粧鏡台など。
私と弟が家を出てから2階に徐々に押しやられて大集結。私と弟の部屋に元々あった家具で残っていたのは書棚が3本。
それ以外に、母のミシン台、ミシン2種、アイロン台など、それ以外の裁縫道具が所狭しと置いてありました。
加えて「2階用」というムダな家電などが増殖してました。要らないのに新しいもの買ってしまって、2階に追いやっているだけ説が濃厚。
置く場所がないため、押し入れや窓を塞いでまで置いてありました。
そして、古いものほど、いちいち巨大。
圧迫感と閉塞感が凄まじい。
両親の普段使いの洋服ダンスや引き出しダンスは、父の寝室に小さめの使いやすいものを買い足しているので、2階の婚礼家具には全く着ることがない和服、喪服などの礼服、衣替えで着ない方の服が収納されていました。
私が実家に戻らなかったら、それでもよかったのかもしれません。
しかし、戻ってきてしまったので、申し訳ないケド、住む場所が欲しい。
ここでの最大の問題点は、婚礼家具は、母に思い入れがあって、捨てたがらないこと。
なんにつけ「新婚の時に使っていたものだから…」っと、嫌がります。
「こんな立派な家具、生意気に新婚の時に使うんじゃなくて、年を取った今使ったらいいじゃない?、1階に下ろせる業者さんを探そうか?」と提案すると、「大きすぎて使いにくい」とのこと。
年寄りは、ワガママですな。
って、私もだいぶん態度がデカい居候ですね…
仕方がないから、私の本をバンバン捨てて、ガラス扉がついていない書棚を1本捨てた後、弟の書棚の中身を全て弟に送って、母の裁縫道具を収納。
残りの書棚を半分開けてアイロン、2階用の掃除道具、2階用の工具、2階用のティッシュ、ムヒ(!!?)などの日用家財を収納したあたりから、徐々に協力してくれるようになりました。
使っていなかった化粧鏡台の鏡部分とテレビ台を捨てて、テレビ台にしてみたり、ボロボロのミシン台を捨てて新婚の時に使っていたダイニングテーブルを作業台にしてみたり。
兎も角も、母の協力があってようやくフローリングをリフォームするために、もう片方の部屋に荷物を移すことが出来ました。
9か月もかかった。
ふぅ。
ただ、この9か月の母の姿勢は一貫して「新婚の時…」にこだわりがあるということ。
まぁ、仕方ないのかもね。
長いこと一人暮らしをしている間に、タンスも、洋服掛けも、日用道具も、すべてがクローゼットに収まるライフスタイルに慣れてしまい、壁を潰してしまう家具はクソ邪魔に感じます。
あぁ、壁が恋しい…
自室の床のリフォームが終わって、久しぶりに壁がふさがっていない部屋をみたら、一人暮らしだった頃の自室が思い出されて、なんか泣けてきたのでありました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。