2021年の最低賃金にいろいろ驚いたので、備忘録。
参考:厚生労働省「全国加重平均額は昨年度から28円引上げの930円」、JIJIドットコムニュース「最低賃金、全国平均930円 コロナ下、上げ幅最大」
まず、1年で28円も上がるってことにビックリしました。
下記の参考資料を見ると、私が大学生でバイトをしていた時期は、最低賃金の上昇がとても緩やかだったようです。
参考:一目でわかる最低賃金「全国加重平均の最低賃金の推移 (全期間グラフ)」(6つ目のグラフ)
最低賃金って、実は結構コツコツと上がっていたんですね。
最低賃金で働いていたわけじゃありませんが、ほかの時期だったら、バイトでも最低賃金の上昇に準ずる経年昇給があったのかも?
厚労省の方針では、全国加重平均を1,000円になるまでの間は、年率3%ぐらいで上昇させたいらしいんで、あと2年ぐらいで当面の目標を達成できる感じでしょうか?
参考: 厚生労働省、賃金:賃金引上げ、労働生産性向上
名目GDP成長率は成長していなくても、(鋼の意思で?)最低賃金を上げていっていることに、ちょっとビックリして、のち好感。
最低賃金で雇う企業が増加傾向で、最低賃金を上げないと給料が上がらない人が出ているなんてことが書いてあったので、名目GDPの成長率よりも低い率だと食べていけなくなりますし、大事ですね。最低賃金。
参考:厚生労働省、令和3年 民間主要企業春季賃上げ要求・妥結状況を公表します
民間の方では、前年2.00%up、今年は1.86%upとのことなので、最低賃金をこれだけ上げても最低賃金と平均年収の層の格差は広がっている感じでしょうか…
なんというか、世知辛いですね。
私は今は全く投資をしていませんが、最低賃金の伸び率を目標に資産運用した方がいいかもしれないな~なんて、思ったのでした。
経済に疎いからか、インフレ(物の値段)よりも購買力で考えた方がしっくりきます。