前作に引き続きジュール・ヴェルヌの1874年アドベンチャー小説『神秘の島』をベースにした、ファンタジーアドベンチャー映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』の感想文です。
個人的には前作の野暮ったい中年研究者の方が好きですが、今作のショーンの旅の同行者はマッチョ代表ドウェイン・ジョンソンです。
基本情報
原題 | Journey 2: The Mysterious Island |
邦題 | センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 |
タイプ | ファンタジー |
公開日 | 2012年3月31日 |
監督 | ブラッド・ペイトン |
脚本 | ブライアン・ガン マーク・ガン |
原作者 | リチャード・アウテン ブライアン・ガン マーク・ガン |
おすすめ度 | 4.0 (1~5点) |
トレーラー
あらすじ
ヴェルヌ信者の祖父から送られた謎の暗号を入手するために人工衛星の施設に侵入したショーンは、険悪だった義理の父ハンクの助けを借りて暗号を解き、共にパラオへ到着。
しかし、地元民はそこに島はないといい、嵐があるだけの船の墓場だといって誰も乗せてくれない。唯一受けてくれたのは怪しげなヘリコプターツアーガイドのガバチョと美しい娘カイラニ。島へ向かう途中の嵐に飲まれ、墜落してしまう。
脚本、世界観
本作も前作に引き続きイベントたっぷり、笑いたっぷりの冒険譚です。不思議な世界を様々な冒険を通して個性豊かな登場人物のそれぞれのキャラクターアークが丁寧に描かれており、楽しいだけじゃなく心あったまる作品になっています。
世界設定的に映像のような豊かな生態系を保持できるわけがなく、SFじゃなくて、ファンタジーとしてみましょう!
登場人物
個人的には前作メンバーが好きとはいえ、今作メンバーは非常に豪華で、相性も良く、愛嬌たっぷり!
主人公のショーンは、『ハンガーゲーム』のピータ役が印象的だったジョシュ・ハッチャーソン。
義理の父親ハンク役は、コミカルマッチョなドウェイン・ジョンソン。おっぱいダンスがヤバい。あと、歌がめちゃ上手い。
エキセントリックな冒険者の祖父は、何を演じてもハマっている最高のおじいちゃん俳優サー・マイケル・ケイン。
ヒロインは、ハイスクールミュージカルで有名な清楚美人ヴァネッサ・ハジェンズ。
そして、今作一番の常識人で優しさの塊、子煩悩なヒロインの父親役のルイス・ガスマンが、めちゃめちゃいい味出してました。
脚本もキャストもがっつり「笑い」を狙いに来てましたね。
アクション
不思議な世界に、魅力的なダンジョン、意表を突く乗り物でのチェイスなど、イベント満載。
映像美
光に満ちた明るい映像で見ごたえたっぷり。CGIは、ハイクオリティーな部分と作り物感たっぷりで微妙な部分が入り混じっていますが、全体的に高精細でクリアな映像で、暗景で誤魔化してないところが好感です。
感想
素晴らしいキャストとキャラクターアークで、心豊かな気分になれる良作ファンタジーでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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