【ネタバレなし】マトリックス、レビュー

4.5

超有名SF作品『マトリックス』のネタバレなし感想文です。20年ぶりに見ても目が離せないSF要素がギュウギュウ詰まったスピード感のある作品でした。

基本情報

原題The Matrix
邦題マトリックス
タイプSF
公開日1999年3月31日
監督ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
脚本ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
原作者
おすすめ度4.5 (1~5点)

あらすじ

有名ハッカー「ネオ」という裏の顔を持つ、冴えないプログラマのトーマス・アンダーソンは、ある日、自宅のPCがハッキングされ、「起きて。白いウサギについていって。」というメッセージを受け取る。

程なくして現れた裏の顧客の1人の「ウサギのタトゥー」を追って訪れたクラブで、別の有名ハッカー「トリニティ」と出会う。トリニティは、ネオに危険が迫っているというが、ネオは通常の権利が通用しない黒服取締官に捕まり、へそから謎の機械生命を埋め込まれてしまう。

後日、トリニティに案内され、ネオがずっと探していた「モーフィアス」に会い、「マトリックスとはなんだ?」という疑問の答えを知るために「真実を知るための赤いカプセルを飲む」か、「元の生活に戻る青いカプセルを飲む」かの選択に迫られる。

脚本、世界観

当時無名だったウォシャウスキー兄弟(=姉妹)がS監督も脚本も手掛けた衝撃作です。比較的早い段階であっと驚く世界観が明かされ、そこから(当時)斬新なアクションと主人公の成長ストーリーが始まります。

主要人物のキャラクターアークが、主人公から雑魚敵に至るまで丁寧に描かれており、盛りだくさんな内容がスピード感を持って描かれています。

加えて「運命」ものなので、ヒーローや他のキャラクターたちが「信念」を持って困難と立ち向かう姿が印象的で、アクション派にも、ストーリー派にも人気です。

登場人物

主人公のネオ役のキアヌ・リーヴスは、何作見ても名優なのか大根なのかよくわからない俳優さんですが、この人の演技スタイルにバッチリあっていました。

トリニティ役のキャリー・アン・モスも、今考えるとこの人以外に考えられないぐらいのはまり役なのですが、正直言ってしまえば、当時は「ネオよりかなりおばちゃん」なのが気になっていました。でも、実はキアヌの方が3つも年上だったんですね。なんかちょっと老け顔の落ち着いた美女です。

モーフィアス役のローレンス・フィッシュバーンは、もともとかなりの有名人だったとはいえ、みんなに尊敬される「信念の人」を好演していました。もしかすると一番の人気キャラなんじゃないのかな?

アクション

驚きの世界観と共に話題になっていたのが、アクション面です。仮想現実の世界で「先入観」と戦いを制して非現実的でカッコイイアクションを魅せてくれるのが素晴らしい。

映像美

当時、映像が美しかったことも話題になっていましたが、世界観のアイデアが斬新だったことで、映像の美しさが一層引き立っていたことが分かります。

この作品で発明された撮り方があったわけではなく、それらをふんだんに取り入れて、ギュウギュウに詰め込んだ事が新しかった。みたいな。

音楽

無音で行く所、音楽を使う所、効果音だけを使う所、全部詰め込むところ、メリハリがあって、作品の雰囲気を一層引き立てていました。

感想

超超超有名作品だからこそ、わざわざレビューを書く気にならなかったのですが、この作品が抜けてるとSFファンとしてダメかも?っと思わせられるほどの「これぞ王道SF作品」です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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