初見フレンドリーなシーズン1、マニアに喜ばれるシーズン2って感じ?
あらすじ
ベビーヨーダを執拗に狙うモフ・ギディオン率いる帝国の残党を倒したマンドー(ディン・ジャリン)。マンダロリアンの教義に従い、マンダロリアンの訓練には耐えられないであろうベビーヨーダを親元に戻すため、「ジェダイと呼ばれる呪術師」(マンダロリアン目線)をヒントに銀河を尋ねまわる。
ネタバレ
早速ネタバレをはじめますので、ご注意ください。
ダークセイバーとモフ・ギデオン
シーズン2では、最初から敵は明確に「モフ・ギディオン」でした。
シーズン1第8話に登場したモフ・ギディオンは黒いライトセイバーで脱出します。これはダークセイバーと言って、マンダロリアンの世界ではリーダーの証です。ただ持っているだけではダメで、前のマンダロリアンのリーダーから奪い取らないと、リーダーとして認められません。
モフ・ギディオンの「モフ」は名前じゃなくて、銀河帝国での階級です。一番上のランクで偉い人。ギディオンはISB(Imperial Security Bureau, 帝国治安維持局)のメンバーで、帝国時代にマンダロリアン大粛清を行ったことが語られます。この大粛清の間にダークセイバーを奪い取ったんでしょうね?
The songs of eons past tell of battles between Mandalore The Great an an order of sorcerers called Jedi.
帝国のISBについては、『キャシアン・アンドー』でより詳しく描かれていますので、みてみたら楽しいかも?
ともかくも、ベビーヨーダの故郷に関するヒントを得るため、他のマンダロリアンを探し、タトゥイーン星のモス・ぺルゴを訪ねます。そこで、ジャンゴ・フェットのマンダロリアンアーマーを着た保安官に出会います。
ジャンゴ・フェットのマンダロリアンアーマー
ボバ・フェットのアーマーと書かれていることもありますが、マンダロリアンだったのはその父親(クローン元)のジャンゴ・フェットなので、ジャンゴのマンダロリアンアーマーと呼びたい。
ジャンゴ・フェットは、クローントルーパーのクローン元、つまり遺伝子マスターです。クローントルーパーの中の人は全てジャンゴ・フェットのクローンです。ジャンゴ・フェットはその優れた戦闘スキルから、クローンのマスターデータに選ばれたのですが、ディン・ジャリンと同じように孤児だったのをマンダロリアンに育てられ戦士になったので、戦闘スキルが高くても納得ですね!
『エピソードII』でオビ=ワンが惑星カミノーで、「ジェダイの発注でクローンが作られている」と聞いて、ジャンゴ・フェットに探りをいれるシーンがあり、その時にこのアーマーもチラ見えしています。
このアーマーがクローン・トルーパーやストームトルーパーのアーマーのモデルですから、スターウォーズ界では結構大事な一品ですな。
個人的にクローントルーパーの世界が良く描かれている『クローン・ウォーズ』や『バッド・バッチ』も好きだったので、興味があれば是非みてみてください。面白いですよ。
オリジナルのジャンゴ・フェットのマンダロリアンアーマーは、遺伝子操作が施されていないジャンゴ・フェットの純粋なクローンである「ボバ・フェット」に引き継がれます。ボバ・フェットはジャンゴの息子として育てられ、ジャンゴから訓練を受けているので、マンダロリアン戦士の強さはあるかもしれませんが、教義には従っていないので、マンダロリアンとは言えないかな。
このボバ・フェットは『エピソード6』でサルラックに飲み込まれて死亡した?っぽくなってました。アーマーはその時に失ってジャワ族にサルベージされちゃったんでしょうかね?
ディン・ジャリンが出会ったモス・ぺルゴの保安官は、ジャワ族から購入したといっていました。
ディン・ジャリンは単に「マンダロリアン戦士」の遺品をその一族に戻すために、保安官と彼らが困っているクレイトドラゴンを倒すのに協力することになります。
タスカン語が堪能なディン・ジャリン
クレイトドラゴンを倒しにいったら、トカゲの小型モンスターに囲まれますが、そこでディンジャリンまさかのタスカンの遠吠えを披露し、トカゲを手懐けます。
『エピソード4』でオビ=ワンが追い払って「おぉ~。オビ=ワン、なんかすごい人っぽい!」ってなった砂漠の人々(Sand People)です。
『エピソード2』でアナキンの母親を拉致して死に至らしめた残虐な部族で、アナキンが怒りを抑えられずに大虐殺したタスカン族でもあります。
モスぺルゴの人々とも長年衝突しており、保安官のコブ・ヴァンスも、モスぺルゴの人々も嫌がりますが、ディンジャリンの仲立ちで、協力してクレイトドラゴンを倒します。
そうして、ディン・ジャリンは無事にマンダロリアン戦士のアーマーを手にします。
第1話の最後に、ディン・ジャリンが去るのを遠目に見ていた謎の男がボバ・フェットです。
スター・ウォーズマニア向け
といった感じに、マニアを喜ばせる伝説の逸品がいきなり登場しますし、デスウォッチから離脱したボ・カターンや、ダースベイダーになる前のアナキン・スカイウォーカーがジェダイとして活躍していた頃にアナキンの弟子(パダワン)だったアソーカ・タノが出てきたり、上記のボバ・フェットと共闘したり、果てにはルーク・スカイウォーカーまで登場し、ファンサービス満載過ぎ。
というわけで、シーズン2はマニア向けの印象があります。
細かい情報を知らなくてもストーリーが良くできていてすごく楽しめますが、知ってたら5倍面白いって感じ?
いや、10倍か?
とにかく、オタクなことを書き始めたら永遠に止まらなさそうなので、この辺で止めときます。
登場人物がきていたアーマーだけでこんなに長文になってしまって、どうしよう…ってなってます。
続きは書くかもしれず、書かないかもしれない。
うーむ。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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