スター・トレック:ディスカバリー、シーズン1、エピソード7、正気を狂気に変えるマジックのネタバレ感想文です。最初からネタバレなのでご注意ください。
ネタバレ、あらすじと感想
今回はバーナムの航海日誌からのスタート。不安はあったけど、馴染んできたこと、友達(ティリー)が出来た事、仕事が心の支えになっていること、ディスカバリーが対クリンゴン戦において、最も重要な船になっている事、スタメッツ大尉が陽気な男になったこと、タイラーに興味を持っていること、自分の殻を破りたいと思っており、今夜のパーティーが緊張することなどが語られます。

ディスカバリーがいいな~っと思うのは、ちょいちょい地図が出てくる事です。「2次元でいいの?」って疑問に思っちゃうんですけど、天の川銀河って平べったいからいいのかも?、ロルカ船長が使っている3次元の地図の方が分かりやすそうですよね。
パーティーでは、タイラーがイケてるスピーチをして、バーナムに声をかけますが、バーナムは上手く返せず、気まずいことを言ってしまいますが、ブリッジに呼ばれて救われます。
道すがら、タイラーにシェンジョウ号ではパーティーはなかったのかと聞かれて、「階級上、個人的な信仰は不適切だった」と回答します。

昔のスタートレックのピカード船長やジェーンウェイ船長もそんな感じのことを言っていましたっけ。
呼ばれた理由は、ディスカバリー号の進行上に絶滅危惧種のゴーマガンダーが現れたためでした。絶滅危惧になった理由は、その交尾習慣が原因で、太陽風のアルファ粒子を摂取するのに夢中で、繁殖を含め、その本能を忘れるそうです。

それはクリンゴンを滅するのに夢中で、恋することを忘れたバーナムのことでしょうか?
絶滅危惧種は所定の施設へ運ぶ決まりなので、ディスカバリーで捕獲しますが、体が弱っています。何か吐き出すかと思ったら、そこからハリー・マッドが出てきます。ハリーは、クリンゴン船に置き去りにされたことを恨んで、ディスカバリーの秘密をクリンゴンに売る気満々です。「十分な情報はあつまった」っと言って、腕にハメた時間再生装置を起動させます。
マイセリウムの影響かループの外にいるスタメッツがバーナムとタイラーに事の重大さを伝えようとしますが、ワケがわからない2人は、スルーしてしまいます。今回はハリーは機関部に直行したらしく、「ブラック警告」が発信されます。ハリーはコンピューターの制御も掌握しており、逮捕ができません。

因みにハリーは、ペットのスチュワートを使って脱走したらしいです。ストーリー的には、クリンゴンとディスカバリーの秘密と交換条件に解放してもらったと考えた方がスムーズですけどね。
マッドはロルカ船長を脅して、船長の秘密の武器研究室へ入り、武器の使い方を聞きますが、53回繰り返しても口を割らなかった模様。
スタメッツはやり取りを早くするために「恋を知らない」というバーナムの秘密を聞き、その目論見は成功しますが、バーナムはタイラーを怒らせてしまいます。
バーナムの不器用さを気の毒に思ったスタメッツは、コーバー医師とのなれそめなどを語り、バーナムにアドバイスを行います。
次のサイクルでバーナムは自らタイラーをダンスに誘い、事情を説明してハリーについて聞き出します。タイムループを理解したタイラーはバーナムにキスしてました。
タイラーの話では、ベータゾイドの銀行に盗みに入った時は、「非平衡物質」を使用したとの事で、バーナムはそれが「タイムクリスタル」だと言い、崩壊率が予測不能で不安定な技術らしく、「4次元生命体の技術」とのこと。

このタイムクリスタルは後のストーリーに大きくかかわってきます。バーナムさんは、意味不明な技術説明、うまいよね。
次のサイクルで、ハリーはロルカ船長の研究室から持ち出した「兵器化されたダークマター」をタイラーに使用します。分子を素粒子に分解し、現存する最も苦しい方法だそうです。

うわ~。よくもまぁ、こういうの考えつくよネ。残酷。
ハリーはスポアドライブの使い方を教えなければ、一人ずつ殺すと脅し、スタメッツは、ハリーの残酷な仕打ちをこれ以上見ていられないと、スポアドライブを動かすカギが自分であることを言ってしまい、2人は機関室へ転送されます。
そこで、バーナムは、ティリーをカーゴ室に呼び出し、ゴーマガンダの中に船と大き目のタイムクリスタルを探しだします。
バーナムは、船長室で浸っているハリーを訪ね、タイラーを生き返らせるために自分がトゥクヴマを倒したクリンゴンの宿敵「マイケル・バーナム」であることを伝え、自ら兵器化されたダークマターを飲み込んで自害し、ハリーは再度ループに入らざるを得なくなります。
次のループでは、全員でハリーを待ち構え、早々に降伏します。ブラン号での失敗を繰り返さないために、クルー全員の安全を条件にハリーの計画に協力しているフリをします。
騙されたハリーは早速クリンゴンに連絡し、腕につけたループ装置を破壊し、クルーにトランスポーター室に案内されます。

“Adieu mon capitaine”は大好きなQの台詞だから、ディスカバリーには不可侵にしておいて欲しかった…
ディスカバリーチームは、ハリーがしょっちゅう語っていた愛妻ステラの父親が武器商人(グライムス男爵)で、ハリーはステラの持参金を持って逃げて、父親から報奨金をかけられていた模様。クリンゴンとの取引で逃走資金を稼ぎたかったんですね。
最後は、ステラとグライムス男爵がハリーを連れて帰り、めでたし、めでたし。
最後に
本エピソードも十分残酷ではありましたが、いつもよりはマイルドでよかった。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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