【ネタバレ全開】闇の中の光、レビュー (DSC, S2, Ep3)

カプラッ!ぶっさいくなクリンゴンが帰ってきました。

スタートレック:ディスカバリー、シーズン2、エピソード3、「闇の中の光」のネタバレ感想文です。

ストーリーのネタバレとクリンゴンの外見に関する悪口を含みますので、ご注意ください。

ネタバレ

メインストーリー

ディスカバリー号は、バーナムの養父サレク大使の船でやって来た養母アマンダを迎えます。

スポックが自らの意思で入った第5宇宙基地の精神科病棟へ訪れたアマンダは、居場所、病状が聞けず、面会さえ許されなかったことで心配が高じ、「Only logical solution」としてスポックのメディカルファイルを盗んだのと言って、マイケルに渡します。

アマンダとバーナムはパイク船長に相談しますが、パイク船長は規則を尊重し、ファイルを開けることを拒みます。しかし、第5基地のヴェーラ大佐からスポックが3人の医師の殺人容疑で手配されているため、彼に関する情報は「機密事項」として扱われているし、スポックの記録の一部が消えていることで謎が深まり、公の指名手配にもできないでいると聞き、考えを変え、バーナムに暗号を解除するように指示します。

ファイルよると、スポックの知力と判断能力は正常だとしながらも、精神状態は感情的で、EQテストと反社会的傾向では、極度の共感力の欠如を示しているとの事。

アマンダは、スポックが人間でありながらバルカン流の感情を抑え、論理を重んじる教育を受けるに当たり、自分も足並みをそろえ感情を抑えて彼に対応したことをひどく後悔しており、母親失格だと自分を責めます。

そしてスポックは子供の頃にレッドエンジェルを見たことが分かります。

そんな時、タイラーから通信が入り、マイケルは非常時にも関わらず、通信に応答します。タイラーの話ではルレルは今のところ権力を維持しているものの政敵が失脚を狙っている事を共有し、「艦隊にルレルが倒れたら平和はないと伝えてほしい」と伝言を頼みます。そしてタイラーは、ルレルを支えたいが自分の存在がルレルの弱点となりつつあることに対する弱音を吐いてしまいます。

アマンダの下に戻ったバーナムは、2人が子供の頃、バルカンの論理至上主義者の爆破で、バーナムが死にかけ、地球に戻ろうと家出した時に、スポックがレッドエンジェルが現れて、バーナムの居場所を教えてくれたという情報を元に、サレクはバーナムを発見することが出来た。その際に「天使は妄想だ」と言ったも、スポックは譲らなかったそう。

「あなたを助け、スポックを傷つけた」っと、アマンダは指摘します。それ以降、殻に閉じこもり、他人を信じられなくなり、心を閉ざしてしまったっと。

論理至上主義者がバーナムを傷つけることが出来なかったため、スポックが狙われることを恐れたバーナムが、スポックを大きく傷つけ、彼を遠ざけたことがスポックが心を閉じてしまった原因であることを告白し、アマンダは耐えられず、ディスカバリーを去ります。

クリンゴンまわり

クリンゴンの世界では、ルレルが新総裁に就任し、新体制を作り、24の名家をまとめ、帝国艦隊の新巡洋戦艦D7には、家紋ではなくクリンゴンの統一帝国の紋章が掲げられます。

その建造は、ルレルの夫で「光の衛兵」であるヴォークを内蔵するアッシュ・タイラーが、担当します。体内にヴォークが組み込まれているとはいえ、見た目は人間のタイラーは、残りのクリンゴン名家(コル・シャ)から受け入れられていない模様。

BB9
BB9

コル・シャは、コール(Kor)家のコルの御父上の模様。

クリンゴンとして扱ってもらえないタイラーは、「俺は改造クリンゴンだ!光の衛兵として皆に認めさせたければ、俺をヴォークとして扱え!」っと、ルレルに抗議。「ヴォークなら、以前のように私を求めて」っと返すルレルに、「それはタイラーにとっては暴行だ」っと、都合がいいことを言って、視聴者を混乱させます。

タイラーは、モカイ家のルレルの叔父の後をつけ、ルレルがタイラーに隠していたヴォークとの子供の存在を知しり、夫婦喧嘩。一緒に子供を育てることにしますが、部屋についた時には、叔父は吊るされ、息子はコル・シャに誘拐されて、権威を譲渡するよう脅されます。

タイラーがコル・シャの顔ペイントをぬぐおうとしたときに手についた染料に盗聴器が仕込まれていたようです。タイラーがバーナムに連絡したのは、スパイ行為だとされて、ルレルの政治生命は終わりです。

コル・シャの元に乗り込んだアッシュ、ラレル夫妻は、「確実に私たちを2人とも殺さなければ、残った片方があなたを必ず殺すから」なんてタンカを切って、剣バトルが始まりますが、負けてしまい、総裁の地位を奪われてしまいます!

っとそこに、元テラン皇帝ジョージャウが登場。テラン節を炸裂させて、タイラーと子供を「負担」扱いします。

ルレルは、クリンゴン名家の前で、タイラーが連邦のスパイで、我が子を殺したとし、コール家の当主はルレルを守るために自らを犠牲にした。我が子を失ったけれども、今後はクリンゴン帝国を我が子と思うことにしたから、母と呼びなさい。

っと、スピーチしてクリンゴンをまとめていました。

最後は、セクション31のスターシップ。我が子を惑星ボレスのクリンゴン寺院に預けるタイラーと、タイラーをセクション31に勧誘するジョージャウのダークに吹っ切れた会話が凄まじかった。

BB9
BB9

アルビノクリンゴン赤ちゃんを見て、デレを見せたジョージャウ皇帝もいいキャラですな。

ティリーの幻覚

亡くなった中学の同級生メイの幻覚が酷くなり、いくつも挙動不審を起こします。メイはスタメッツを船長だと思い込んで、船長に会わせろとティリーに迫りますが、ティリーは精神異常を起こすと幹部候補生から外されてしまうのでストレスが溜まりまくり、結局は自分から降りてしまいます。

シェアルームに戻ったバーナムは、ティリーがダークマターで吹っ飛んだ後、幻覚を見るようになったことを聞きますが、異性人類学者バーナムは、メイが「涙」を知らなかったことから、精神異常ではなく、ダークマターで活性化する生命体(胞子)のハズだから、スタメッツに見てもらうよう」におススメします。

スタメッツは、ティリーの中で育っている胞子を発見し、取りだし、捕獲します。スゲー。

最後に

憤怒です。

また出ました。不細工なクリンゴン。

個人的にはクリンゴンよりもフェリンギが好きですが、ここまで酷い姿にされると、クリンゴンファンが気の毒です。

クリンゴンの不細工っぷりについては、シーズン1の時点で既に気の毒に思っていたのですが、シーズン2で久しぶりに見たクリンゴンは、さらに耐え難く感じました。

過去作では、すっごくクセがあるけど、愛嬌があったクリンゴン。

ウォーフの最初の奥さんのケイリーはフツーに可愛かったし、クワークの元妻グリルカも美女だった。マートックの鬼嫁シレラやデュラス姉妹でさえ「凛とした」のがクリンゴン女性なんだなって感じの共通の特徴を持っていた。

なのに…

ルレルは…

ただただ、醜い。

性格も、「キツイけど凛として鮮やか」って感じではないんだよね…

このクリンゴンは嫌いだわ!

更に腹立たしいのは、第1シリーズでなくなってしまっていた髪の毛が戻っていました。

髪の毛だけね。

いや、ヒゲも戻っていました。

「愛嬌」は全く戻ってきていません。

クリンゴンの「愛嬌」を返せ~!!!

不細工なまま髪の毛だけ戻した雑な対応が腹立たしい。

時代設定が「オリジナルシリーズ」の2264~69年では普通の人間っぽい顔だったクリンゴンが、「ネクストジェネレーション」の2363~70年にはその後長きに渡って親しまれるクリンゴン顔になっていたりしたので、2256年の「ディスカバリー」のクリンゴンの顔が多少変わっていても問題ではないのですが、不細工なのがイヤ。

更に付け加えると、これまでずっとクリンゴン語でしゃべって、英語字幕がついていたのですが、今回の最後のスピーチは、英語でしゃべっていました。

何で?

これも評判が悪かったのかな?

いろいろ腹立たしさが募るので、この辺にしておきます。

それでは、カプラッ!

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました