【ネタバレ全開】スタートレック:ピカード、第7話、Nepenthe

ようやく登場、ウィル・ライカーとディアナ・トロイ夫妻!

最初からネタバレで突き進んでいますので、ご注意くださいませ。

コモドール・オーは、バルカン人だった

今回は、沖縄のデイストローム研究所のジュラーティー博士が、コモドール・オーが訪問を受けて、マードックス博士を殺害するに至ることになった理由が分かります。

コモドール・オーは、バルカン人のマインドメルドで、地球(?)が攻撃されている様子をジュラーティー博士に見せます。

ピカードさんのマドックス博士を探す旅に同行することに躊躇していたジュラーティー博士も、考えを変えて、協力に同意し、居場所が分かるようにトラッカーを食べます。

通常バルカン人がマインドメルドをするときは相手に丁寧に了解を得てから始めるのですが、オーさんはいきなりはじめてジュラーティー博士がビビってました。

仲間を失ったヒューとキューブに残るエルノア

再生された元ボーグたちが並べられ、ピカードとソージの居場所を尋問されます。口を割らないヒューへの見せしめに、彼が再生した元ボーグたちが全員殺害されます。

座り込んで泣きじゃくるヒュー。

彼は、自己犠牲の精神にあふれた優しい青年だったし、今もそのまま優しいヒュー。

ひどすぎる。

呆然とすくんでいるヒューに駆け寄って、「私はここに残る。私の助けはここで求められている。」っとボーグキューブに残ることをクルーに伝えるエルノア。

いやいや、ヒューと一緒に逃げようよ。

美しいネペンテと傷を負ったソージ

ピカードさんとソージは、ネペンテ星に到着。自然豊かでとてもきれいな場所です。

民族衣装を着た女の子ケストラに案内されて、彼女の両親のところに行く道すがら、ケストラの質問に答える形で、ソージに父親がデータであることを伝えます。

そして、ダージは実在したこと、救えなかったことを伝えます。

ソージは、ナレクとのマインドゲーム、これまで自分が信じてきた夢や記憶が全て偽りだったことでショックを受けて心を閉ざしていました。

かわいそうに。

ディアナとウィル登場!

ケストラに案内されて到着したのは、かつての仲間、ディアナ・トロイとウィリアム・ライカー夫妻のお宅でした。

『スタートレック:ネクストジェネレーション』以前にディアナとウィルは付き合っていて、偶然エンタプライズ号で再会して同僚となったのですが、シリーズの間は特別な絆みたいなものはあったものの、二人が再び付き合うことはなく、最後の方で、ディアナはウォーフと付き合っていました。

兎も角も、二人がハッピーエンディングになっていて、嬉しいです。

ディアナは、相変わらず優しそうでしたが、いい感じのおばちゃんになっていました。ベータゾイド人なので、心が読むことができます。ピカードを見て心配そうな表情のディアナに、「私は大丈夫だよ」っと伝えるピカードさん。

ウィルも、ピカードの訪れで、トラブルを察知し、シールドをオンにします。

旧交を温めるピカードと夫妻、少しずつ親しくなっていくケストラとソージ

ソージについて、データと比較していろいろなことを聞くケストラ。

3年前に「作られた」ので、データが自分の父であることを信じられないし様子のソージ。「作られた」という時にちょっと躊躇するのが印象的です。

ケストラは、データはいろんな素晴らしいことが出来たけど、彼が一番やりたかったことは、人間みたいに夢を抱いたり、冗談を言ったり、社交ダンスを学んだりすることだったとソージに教えてあげます。

ソージは、ケストラが、「アンドロイドなの?」って言うまで、自分が人間の可能性が捨てきれなかったといって、涙を流します。

可哀そうに。

これがアンドロイド嫌いの他の人たちだったら、絶望的ですが、データ大好きなアンドロイドに偏見がないケストラに影響されて、アンドロイドである自分を肯定的に受け止めることができるといいですね。

アグネスのトラッカーと追ってくるナレク

ロミュランスパイのナレクがどこまでも追ってくることに気づいたリオス。

自分にトラッカーがついていることを言い出せず、地球に帰りたがるジュラーティ博士。

元々は人口生命体の研究をしていて、ダージ、ソージに会いたがっていたのに、今となっては「Fucking Synth」って、Fワード付きで罵っていました…

あー。

ウィルの名推理

ピザを作りながら、ピカードに事情を聴くも、教えてもらえないウィルは、推理から、

ピカードたちが追われているのはロミュラン人で、心配度合いからタルシアー関連で、追われているのは実は、ソージで、データと同じしぐさをするからソージは彼のDNAを引き継いでいると見事にいい当てます。

ところで、ウィル・ライカー役のジョナサン・フレークスさんは、TNGの時代から制作にかかわるようになり、ちょいちょいスタートレックシリーズの監督を務めてきましたが、今回のピカードでは、監督だけじゃなくて、ウィル役で出てきてくれて嬉しいです。

カウンセラー・トロイ

ディアナは、元々カウンセラーですが、心の傷とトラウマを追ったソージと対話します。

トマトを食べて「本物はいいね」というソージに、自分の息子が死んでしまった経緯を話して、「本物が必ずいいとは限らないんですよ」と優しく伝えます。

心を開きかけて、自分の混乱している状況と心境を語り始めたソージに冷水を浴びせるような言葉をかけるピカードさん。

あとでディアナにめっちゃ怒られます。

ピカードさんって、みんなに一発ずつ平手打ちされている感じ?

嫌われてたのかな?

さようならヒュー

仲間を殺されて、失意と怒りに背中を押され、ボーグキューブをロミュランの手の届かないところに移動させよう決意したヒューはエルノアとクイーンセルに向かうも、キモイ姉リッゾに殺されてしましまいます。

やっぱりね。って、感じ。

ビームアウトしなかったので、イヤな感じだなぁとは思っていたんですよね。

過去作のファンの好きなキャラは全員亡き者にするのが、『スタートレック:ピカード』の流儀。

とうとう元ボーグのヒューにお別れを言う時がやってきましたが、それにしてもやり方が酷い。

ソージの故郷へ

夕食の時にライカーファミリーには心を開きかけているけれども、先刻意地悪な事を言ったピカードに口を開くことをためらうソージ。

嫌われてるよ、ピカードさん。

それでもめげずに優しく説得するピカードさんにナレクとのやり取り、ナレクの目的がソージの故郷だったこと、その特徴をポツポツと語るソージ。

その特徴から友人のお年寄りキャプテン・クランドルに頼んで場所を探しあてたケストラ。かわいいのぉ。

自殺を図るジュラーティー博士

ラフィに励まされるも、耐えられず泣き出してしまうジュラーティー博士。

自身が殺害したマドックス博士の名前がでて、思わず嘔吐してしまう。

医務室に訪れたリオスはラフィにトラッカーが仕込まれているんじゃないかとの推測をジュラーティー博士に話しますが、それは自分だとリオスに伝えます。

ところがまた追手が現れて、リオスが操縦室に戻っている間にジュラーティー博士は自殺を図り、でも死ななくて意識不明に陥ります。

それで追手は追跡できなくなるわけですが、どうせあれだよ、きっと肝心なところでジュラーティー博士の意識が戻ってまた追跡されるんだよ…

いざ、ソージの故郷へ

ボーグキューブに身をひそめているエルノアは、セブンのフェンリスレンジャーへのSOSを発信し、ピカードさんとソージは追手を振り切ったリオスと合流し、ソージの故郷へ向かい幕引きです。

最後に

実は、ディアナ&ウィルの2人は、『スタートレック:エンタプライズ』の最終回を台無しにしたので、猛烈にネガティブなイメージがあったんですよね…

今回はちゃんとTNGの流れを組んでの登場だったから、まぁ、いい感じで、安堵いたしました。

ピカードさんとのハグやファーストネームで呼び合う親しい感じは、TNGの最終回ではピカードさんがポーカーに参加して、プライベートな交流を始めたところで終わっていたので、そこから関係を築いたんだな…って感じで微笑ましかったです。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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