インドと言えば、象と牛です。2年暮らした感想はそれだけ。
あとはあんまり思い出したくない…
インドと「象」
インドのお金持ちのヒンドゥー寺院には、お顔にお化粧を施したテンプルエレファントがいます。
お布施を右手で差し出すと、鼻でつまんで象飼いさんに渡し、頭をなでなでしてくれます。
私は、左利きなので、気をつけておかないと、うっかり「不浄の手」でお布施を渡してしまい、象飼いさんに怒られてしまいます。それ以外にも、ヒンドゥー教の決まりはいろいろと厳しいですから、緊張します。
お寺への通勤中の象さんに遭遇することもあります。
ある時刻にしかいなかったり、交代制だったりするっぽいです。
ヒンドゥー寺院は、信者以外は入れない場合も多くあります。宗教関係の施設は、モスクでも寺院でも教会でも、なんとなく不敬な気がしてあまり観光しないタイプです。
ただし、普段の生活の中で、ローカルスタッフたちの文化的背景を理解することも重要ですから、全然無知よりは少しは知っておいた方が良いと思い、たま~に、お出かけしたりしていました。
動物って意外と怖い顔をしていたりするのですが、象さんはなかなか優しいお顔をしています。
ガネーシャ様のお顔も「象」
このほか、象と言えば、ガネーシャ様。
インドの人から大人気でした。財産の神様だからかな?
ガネーシャ様の乗り物は、ネズミなのですが、乗っているというより、踏んづけている状態になりそうですね。
インドと「牛」
インドでは牛は神様なので、絶対に食べません。ボロネーゼは、ラムです。
象のお顔のガネーシャ様のお父上が、破壊の神様シヴァ神です。
そしてシヴァ様の乗り物ナンディーは、牛です。
インドの人にとっては大事な生き物で、とても守られています。警戒感なくそこいらじゅうをウロウロしています。
私の中では、毎日見かけるシティー野良牛がインドのシンボル。
なんでも夜は家に帰るそうなんですけれども、割と遅くまでウロウロしている子もいます。
きっとシティーのどこかにお住まいなんでしょうね。
あまりにも身近で、イギリスに越してから、牛や象といった大きい動物が道をウロウロしていないのにちょっと違和感を感じたりしました。
何かずれちゃっていますね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。