SEOプラグイン「Yoast」のフォーカスキーフレーズとは、記事の核となる「単語」です。以前は「フォーカスキーワード」という名前で、1単語のみだったのが、「キーフレーズ」に変わって、スペースを挟んで複数単語も対応できるようになったという理解です。
所定の場所にフォーカスキーフレーズを書き込むと、記事本文下部で指定した単語のSEO的な効力を分析してくれます。
全14個のチェックポイントの内、キーフレーズ絡みは9つもあります。
・記事の冒頭にキーフレーズが含まれている
・キーフレーズの長さがちょうどいい
・密度がちょうどいい
・メタディスクリプションにも含まれている
・同じキーフレーズを他の記事に使ったことがない
・見出しにも含まれている
・altにキーフレーズを含む画像がある
・記事のタイトルの冒頭がキーフレーズで始まっている
・記事のURLにキーフレーズが含まれている
プラグインページ:Yoast SEO
2021年は、SEO解析のアドバイス文が全て日本語で表示されていて、驚きました。誰か翻訳してくれたんですね!
アドバイスは、とても参考になるのですが、残念ながら日本語環境では適切に判定されにくい状況です。
日本語環境ではムリゲー
日本語環境でフォーカスキーフレーズを活用したい場合、単語の前後に半角スペースを入れる、もしくは単語の前後をクオーテーションマーク(“単語”や’単語’)で囲み、単語を他の文と分離することで、Yoastに文中のキーフレーズの存在を知らしめる必要があります。
しかし、ここにこだわると、自然な日本語にならないので、個人的には使っていません。
遊び心でオールグリーンにした悲惨な関連記事があるので、ヒマだったらどんな感じか見てみてください。
関連記事、オールグリーン とっだど~! (Yoast SEO)(2021)
以降、より一般的なキーワードに関する情報です。
SEOキーワードに関するGoogleのアドバイス
Googleの「SEOスターターガイド」で「キーワード」という言葉が使われたのは16回。「単語」という言葉が使われたのは4回。
関連部分だけ書き出してみました。
【避けるべき方法】
・タイトルタグで不要なキーワードを乱用する。
・(メタディスクリプションに)キーワードだけを羅列する。
・(URLに)「baseball-cards-baseball-cards-baseballcards.htm」のように過度にキーワードを使用する。
・理解できない単語が含まれる極端に長く暗号のような URL は、訪問者を困惑させることがあります。
・(本文に)ユーザーにとっては迷惑で意味のない、検索エンジン向けの不必要なキーワードを大量に挿入する。
・(画像の) alt テキストにキーワードを並べたり、文章全体をコピー&ペーストしたりする。
・(リンクに) 検索エンジン向けに過度にキーワードが挿入されたアンカー テキストや長いアンカー テキストを使用する。
【紹介・提案】
・(プロのSEO業者に依頼できる内容として) キーワードに関する調査
・ページのタイトルは数個の単語またはフレーズで構成し、ページの description メタタグには 1、2 個のセンテンスまたは短いパラグラフを記述します。
・URL で単語を使用する。サイトのコンテンツや構造に関連する単語を含む URL は、サイトを閲覧するユーザーにとってより親切になります。
・(読者ニーズの把握)ユーザーがコンテンツを探すときに検索しそうなキーワードを考えてみましょう。(以下、全8か所)
Google検索セントラル、SEOスターターガイド
昔、キーワードの詰め込みが横行して、Google的に「品質が悪い」と評価されるタイプのページが検索結果の上位を埋め尽くし、対策がなされたのですが、その名残なのか「キーワード」は避けるべき系に、「単語」はアドバイスにと使い分けてる感じがしますね。
キーワード調査
キーワード調査とは、記事の核となる内容がどれほど求められているか(=需要の大きさ)、それに答えようとしているライバルがどの位いるか(=競合状況)などを調査することです。
私でも知っている有名なGoogleツールは、↓の2つ。
参考:「キーワードプランナー」、「グーグルトレンド」
「キーワードプランナー」は「広告主」側の為に提供されているツールで、SEOにおける有用性は各所で語られていますが、Google Adsに登録しないといけないので、個人としては使用したことがありません。それにほぼすべて自分用の備忘録だから、需要は関係ないし。
「グーグルトレンド」はホームにて急上昇ワードを示してくれるほか、自分のキーワードを検索することでそのキーワードがどの程度検索されているかのトレンドや関連ワードを教えてくれます。
Yoastのフォーカスキーフレーズを指定した記事は、管理メニューから遷移できるから、便利といえば、便利かも。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。