Googleの「SEOスターターガイド」に「サイトの階層を整理する」というセクションがあります。
ワードプレスでは、カテゴリーでサイトの階層を作るので、この記事ではSEO目線でのカテゴリーを意識して設定していきます。
まず、ガイドの当該セクションの最初のサブヘッディングは「検索エンジンによる URL の使用方法を理解する」というもので、「コンテンツのまとまりごとに固有の URL が必要です。」と書いてあります。

ワードプレスでいうと、投稿→カテゴリーの中で設定できる「スラッグ」(=パーマリンク)の事です。下図の上のオレンジ枠のURLのことね。
※カテゴリーを設定する段階での唯一の注意点は「スラッグ」(=パーマリンク)が、「投稿」や「タグ」など他のページタイプに属するパーマリンクと被らないようにすること。ページタイプを跨ぐと「○○2」、「○○3」など重複を避ける自動ナンバリングが利きません。

下のオレンジ枠は、「名前」と「説明」に呼応してます。
カテゴリーの作成は、上記のパスの他、投稿画面からも作成することもできます。

階層を設計する
階層を作って、訪問者に見えるようにすると、わかりやすいナビゲーションになるので、推奨されています。
ごちゃごちゃしていると逆効果なので、過度に細分化したり、複雑化したりするのは、非推奨。
最近、サイドバーや閲覧用のパンくずリストを使っていないので、以前のスクショですが、下図のようなイメージ。


どちらも「親 → 子 → 孫 → 記事」で、カテゴリーとしては3階層以上になると見苦しくなりそうです。
階層構造の作り方
カテゴリーは、下の階層のカテゴリー編集画面で、上位階層のカテゴリーを選択することで繋げます。

繋ぐと自動でソートしてくれるので、階層の親子関係が分かりやすくなります。

設定自体は簡単ですな。
カテゴリーと重複コンテンツ
カテゴリーが検索エンジンのクローラーにインデックスされるとき、リストの1ページ目と2ページ目以降が同じタイトルで同じ説明文になって、違いを判別できず、「重複コンテンツ」の警告を受けてしまう事があります。
これを避けるため、このサイトではプラグインYoast SEOを使用して、メタタグにページ番号を入れて同一タグが出来てしまう事を避けています。

変数は「List of available snippet variables in Yoast SEO」にいろいろ載ってます。
全 %%pagetotal%% ページ中 %%pagenumber%% ページ目、カテゴリー「%%term_title%%」の記事一覧 %%sep%% %%sitename%%
全 (トータルページ数) ページ中 (ページ番号) ページ目、カテゴリー「カテゴリー名」の記事一覧 – 「サイト名」
というように組んでもいいかも。
あと、ワードプレスでは、カテゴリーページに自動で/category/というパスを作ってしまうので、これを削除してもらっています。
最後に
階層構造を利用したパンくずリストの作成方法については、別の記事に書きました。
関連記事:ワードプレスでパンくずリストを作成
読む人にわかりやすくスッキリとした階層構造を目指して頑張ります。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。