「人間の脳が100%覚醒?」という面白そうなテーマのオシャレな予告編にひかれて、気軽に観たら、オープニングが怖すぎてみるのやめようかと思ったけど、なんとか最後まで見られて良かった。SF映画『ルーシー』のネタバレなしレビューです。
基本情報
原題 | Lucy |
邦題 | ルーシー |
タイプ | SF |
公開日 | 2014年7月25日 |
監督 | リュック・ベッソン |
脚本 | リュック・ベッソン |
原作者 | |
おすすめ度 | 4.0 (1~5点) |
トレーラー
あらすじ
派手ケバギャルのルーシーは、最近知り合った彼氏に騙されて、マフィアの麻薬取引の運び屋にされてしまう。麻薬をお腹に埋め込まれた状態で暴行を受けたことで、体内に麻薬が流出し、その影響で脳が急激に覚醒しはじめる。
脚本、世界観
こわい。
めっちゃ、こわい。
めちゃめちゃ、こわい。
リュック・ベッソン監督が、マフィアを扱ったのは初めてではないですが、個人的にはこの作品が、一番怖いと感じました。
クリアで美しい映像を通して狂気を表現するのが上手い、The・名監督って感じ。
脚本もいつもどおり自分で書いているだけあって、ストーリーの進行はスムーズです。
モーガン・フリーマンの講義の下りや、ルーシーと母親の会話などが、世界観の「解説」だから仕方ないとしても、わざとらしすぎる部分はありました。
「人間の脳が100%覚醒したら?」というテーマの下、反則が正当化された「何でもアリ」なオモシロSF部分は好きだったんですけど、SFじゃないところもツッコミどころ満載で、笑えます。
登場人物
主人公のルーシー役のスカーレット・ヨハンソンが、ケバ派手ギャル、スタイリッシュアクション、想像を絶した天才、神クラスの超能力者を、多彩に演じており見ごたえがあります。
監督が表現したい「存在」をきっちり演じてくれてたんじゃないでしょうか?
アクション、笑い
美女がカッコいいアクションをバリバリ魅せてくれます。リュック・ベッソン監督らしく、肉弾戦、銃撃戦、カーアクション、多種多様なアクションアソートを存分に見せてくれます。
ツッコミどころも大ありですが。
映像美
カラフルな作品が特徴的な監督ですが、本作では、現実は白黒、SFはカラフルというテーマがあったのかな?
いつもどおり目に楽しい作品でした。
音楽
音楽担当のエリック・セラさんは、いつもベッソン監督と組んでいるだけあって、安定の雰囲気づくりでした。
感想
最初めちゃめちゃ怖かったことを含めて非常に見ごたえのある作品でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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