B級SF映画、『宇宙人ポール』のネタバレなし感想文です。
クリンゴン語が話せちゃうレベルのSFオタクが痛々しく迷走する、くだらなさが突き抜けた、SFファンのヒマつぶしに最適の作品です。
基本情報
原題 | Paul |
邦題 | 宇宙人ポール |
タイプ | SF |
公開日 | 2011年2月14日 |
監督 | グレッグ・モットーラ |
脚本 | サイモン・ペッグ ニック・フロスト |
原作者 | |
おすすめ度 | 4.0 (1~5点) |
トレーラー
あらすじ
イギリス人SFオタクのグレアムとクライブは、コミコンを起点にキャンピングカーでSF名所めぐりをしていたところ、ポールと名乗る本物の宇宙人に遭遇する。
謎の組織に追われているポールは、仲間が迎えに来てくれる地点まで連れて行って欲しいと2人に頼む。果たして2人はエセMIBからポールを守れるのか?
脚本、世界観
グレアムを演じたサイモン・ペッグとクライブを演じたニック・フロストは、共にリアルのオタクで、脚本もこの二人が書いた本物のオタクSFです。
ニック・フロストのインタビューをみたことがないですけど、サイモン・ペッグは他の作品のインタビューをみたことがありますが、ホントにかなりのSFマニアでした。ちなみにサイモン・ペッグは、『スタートレック:ビヨンド』の脚本にも携わっています。
因みに二人はイギリスではフツーに有名俳優です。
ストーリーはしっかりしてますし、あちこちにSF・オタクジョークが詰め込まれていて、ヒマつぶしに最適です。
あとアメリカに降り立った宇宙人がマーマイトを見つけて喜ぶなどのイギリスジョークも入っていますし、個人的にはかなり好きなんですけど、オタクすぎるかも?
登場人物
痛々しいオタク役は、上記で紹介した2人のイギリス産リアルオタク。加えて、アメリカ産のリアルオタク、セス・ローガンが宇宙人のポールの声を演じています。
この3人だけでも十分に面白いのに、エセMIBに、科学を信じない熱狂的キリスト教信者のヒロイン、そして衝撃の黒幕など、強烈なキャラが盛りだくさんです。
映像美
別に映像が美しくある必要がないタイプのSF映画ですが、別に普通にクリアな映像にキレイなCGIでした。
音楽
音楽は、イギリス系のテレビ・映画音楽を数多く手がけているデビット・アーノルドで、ソツがない出来でした。
感想
くだらなさが突き抜けて楽しい作品です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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