先日、イギリスのNHSのウェブサイトで、「時差ボケ」の治し方を調べていたら、東へ行く方が西へ行くよりつらいのは、寝る時間じゃないのに寝る方が、いつもより長く起きておくより難しいからだと説明されていました。
東へ飛ぶ方が、西へ飛ぶよりつらい
実は、日本からの国際出張は、アメリカに行く方が、ヨーロッパへ行くよりもつらいと感じていたんです!
思わぬところにかねてからの疑問の答えを見つけ、歓喜いたしました。
NHS、Causis of Jet Lagより引用
東と西(翻訳)
時差ぼけの症状は、通常、東に移動する方がより深刻です。これはおそらく、短い一日よりも(東へ移動すると時間が早まる)よりも、長い一日(西へ移動すると時間が遅くなる)に適応する方が、体にとって簡単だからです。
体は、西へ移動して一日が長くなる方が、東へ移動して一日が短くなるより、良く適応することができます。
通常、就寝を数時間遅らせる方が、眠くもないのに強制的に眠る方よりも、簡単です。
East and west
Symptoms of jet lag are usually more severe when travelling east. This is possibly because your body finds it easier to adapt to a longer day (you “gain time” travelling west) than a shorter one (you “lose time” travelling east).
Your body is able to adapt better when you travel west because you’re extending your day rather than shortening it when you travel east.
It’s usually easier to delay sleep for a few hours than trying to force sleep when you’re not ready to.
2019年3月現在では、このテキストなくなっちゃっていますから、オリジナルも残しておきます。
時差ボケの予防法
ついでなので、実験室レベルの検証らしいですが、こちらも引用↓
NHS、Jet lag – Preventionより引用
出発前:
出発の数日前から睡眠習慣を変更する – 東へ移動するなら、通常の時間より1時間早く寝ることを試み、西へ移動するなら1時間遅く寝ます。これは、目的地での睡眠時間帯に準備する案です。
出発前に十分な睡眠を取る – 疲れている状態でのフライトは、時差ぼけを悪化させる可能性があります
飛行中:
液体をたくさん飲む – 離陸前、飛行中、着陸後に十分に水分補給をしたか確認してください。
飛行中に休む – 短いお昼寝
カフェインを制限する – コーヒー、紅茶、コーラなどのカフェイン飲料をあまり沢山飲まないようにし、予定した就寝時間から数時間前からは飲むのを避けてください
アルコールを避ける – 軽食を食べ、アルコールを避けてください。時差ぼけの症状を悪化させることがあります。
アクティブであり続ける – 遠距離を飛行する際は、キャビンの周りを定期的に歩き、腕と脚を伸ばしましょう。深部静脈血栓症(DVT)と呼ばれる深刻な症状を発症する潜在的なリスクを軽減できます。
目的地の時刻に合わせて時計を変更してください – 新しいタイムゾーンにより早く適応するのに役立ちます
ふむふむ。「出発前に十分な睡眠」以外はすべて心がけています。
フライトには寝不足で挑んで飛行機の中で眠る作戦をとることが多いのですが、次回は体力温存戦術で時差ボケに挑んでみます。
時差ボケの治し方
予防法でも防ぎきれるようなものではありませんから、私にとっては、ここからが重要です。
NHS、Jet lag – Treatmentより引用
時差ぼけ対策(翻訳)
時差ぼけの影響を軽減するためにできることはいくつかあります。
目的地に到着後やるべきこと:
新しいルーティンを確立し、できるだけ早く慣れるよう試みる – 自宅での通常の食事、就寝時間帯ではなく、新しいタイムゾーンの正しい時間に食べ、眠る。
目的地に到着直後の昼寝を避ける – 長いフライトの後に疲れていても、正しい就寝時間まで活動的に過ごしてください。体がより早急に調整するのを助けます。
屋外で過ごす – 自然光が体を新しいルーチンに合わせるのを助けます。
新時間の夜11時までは頑張って起きておく様にしています。途中で寝ちゃったらいつまでも時差ボケが治らないタイプです。
時差ボケ調整は朝ごはんで!
このほかに、同僚から教えてもらって、固く守っているのは、「朝ごはんは絶対食べる」です。
普段熱心に朝ごはんを食べるタイプでもないのですが、時差ボケ中は努力して、食べます。
時差ボケ修正の要諦は、朝ごはんにあると聞いて試したら、本当にかなり楽になったからです。
日→英の時差調整は、前日の夜寝ないことと、夜11時まで起きていることと、朝ごはんです。結構苦労して調整しています。
でも次回からは、前日の夜はゆっくり休むことにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。