今回のタイトルは「理想郷にも死は存在する」 か…
ご病気が末期のピカードさん、主人公なんですが、死んじゃったら第2シリーズどうするんだろう?
始めからネタバレですから、ご注意くださいませ。
ラテン語(イタリア語かも?)のタイトルが来ました。「Et in Alcadia Ego」は英訳だと「The Arcadian Shepherds」ですが、Wikipediaによると”Even in Arcadia, there am I”という意味で、Arcadea=牧歌的理想郷、I=死(ドクロ?)、だそうですから「理想郷にも死は存在する」って感じの解釈でいいのかな?
ボーグ通路を出たら、巨大な蘭に襲われた
前回、ソージの記憶に残っているボーグ通路を通って25光年を15分で移動したピカード一行、ソージの故郷コペリウス星に到着しましたが、ロミュランスパイのソージの元カレ、ナレクにつけられます。
一通り戦った後、瀕死と思しきナレクを医務室にビームインしようとしたら、反撃にあい、ピンチを迎えたところで、ボーグキューブがボーグ通路を通って颯爽と登場。
そして、巨大な蘭の花に攻撃され、星に墜落させられます。
でも、誰も死んでいないというね…
攻撃力の低い蘭ですね。
ピカードさん、病気を告白
不時着地に記憶齟齬を起こしたピカードさんは、停電の中、懐かしのトライコーダーでアグネス・ジュラーティー博士の診察を受け、みんなに自分の病気について、末期である事、有効な対応策がないことを告白します。
クルーの中では、ラフィが大ショックを受けていました。
ピカードさんとのアグネスがサラリとリオスのことをChrisとファーストネームで呼んでいました。アグネスとリオスは着実に関係を深めている模様。
チーム会議
スタートレックっぽいチーム会議!
- 船は無事だけれどシステムとパワーがダウンしている (by リオス)
- Mクラス惑星で地球よりも小さく密度が高い。システムがダウンする前に小さな施設を捉えていた。(by ラフィ)
- 施設はカペリウスステーションで、不時着地点から5-6kmほどの距離。ソージが生まれたところだけど、あまり覚えていない。(by ソージ)
- ロミュランの到着予測時は1-2後だと思われる。(by ラフィ)
なんか、本当にチームっぽくなっていて、ちょっとしんみり。
船をでたらボーグキューブが墜落しているのを発見し、寄り道することにしました。
ボーグキューブでエルノアと再開
ボーグキューブは巨大すぎて遭難時に壊れてしまった模様でしたが、エルノアもセブンも無事で、その他のxBにも生存者はいたみたい。
セブンの話では、(多分ボーグに繋がっている間)ピカード一行がボーグ通路に入っていく様子も、ソージの元カレが後を追う様子も見えていたので、ピカードを助けるために追ってくれたとの事。
やさしい!
ピカードさんが「あんなに心優しいヒューが暴力に走るなんてよっぽどのことだ」と言った時、やっぱりぐっさり刺さりました。ヒューよ。安らかに!
セブンの助けを借りて、長距離センサーでロミュラン艦隊が218船で構成されていることが分かりました。
そしてエルノアとの別れ。なんか、最後の別れっぽい感じの雰囲気を醸していました。
故郷に戻ったソージ
故郷に戻ると、ソージのことを知っているアンドロイドがいて、ソージもこの「アルカナ」のことを思い出します。アルカナは「データのキャプテン」だったピカードさんに会えて感激し、しわを撫でてそこにいろいろなモノが刻まれていることに感動します。
そして、スーン博士の息子「オルトン・イニゴ・スーン」博士の登場です。父スーン博士が自分をモデルに「データ」を作ったので、息子スーン博士とそっくりでも不思議ではないですが、真っ白白髪のブレント・スパイナーの登場は感激!
ネクストジェネレーションのクルーは、ウィルもディアナもデータもいい歳のとりかたをしていますね。
スートラとマインドメルド
第8話でリオスのトラウマになっている「ジャーナ」の双子の「スートラ」が登場します。なんだか自信満々でいじわるそうな雰囲気が出ており、ソージがちょっと警戒していました。
スートラは、ジュラーティー博士がコモドール・オーに魅せられた警告のビジョンは、オーガニックに向けられたものではなく、アンドロイドに向けられたものではないかとの予測を立て、アグネスにマインドメルドをかけてビジョンの全容を明らかにします。
そのメッセージには、かつてオーガニックがアンドロイドを作ったのち、その老いない完全なる姿に脅威を感じ、これを破壊しようとして、自らを滅ぼしたこと、そして時間と空間を越えたところにアンドロイドの共同体をつくり、宇宙を監視しており、呼び出しがあれば助けにくると約束している内容でした。
「あなたの進化は、敵の滅亡だ。」
こ、こわいですね。
スーンJrのゴーレム
スーンJrとアグネスの会話から、ブルース・マドックス博士が本当にアグネスのことを想っていたことなどが語られます。
また、スーン博士は自分の死期を感じたのか、ゴーレムを作って精神をそこに移す研究をしていました。
ん?
これは、後で、ピカードさんが使う系の流れかな?
ソージとスートラ
別次元にいると思われるアンドロイドに助けを求めることを提案するスートラに対し、ピカードたちと船に乗って逃げることを提案するソージ。
暫定的に逃げることができても、アンドロイドを「忌まわしいモノ」と呼び忌み嫌うロミュランは追い続けるだろうと、それまで逃げて隠れる時間稼ぎだというスートラ。
ソージはそれでも多くの命を奪わなくて済む方法を考えようとします。
スートラ、やっぱり、ヤバい人ですね。
I Love You, too, Raffi.
アグネスとリオスのちょっとした恋人モーメントがありましたが、それより「作られた」というスポット2が気になります。※データが飼っていたネコの名前がスポットです。 アンドロイドネコ?、蝶とかもアンドロイド蝶ってこと?
船を修理するツールをアルカナにもらって船に戻るラフィは、思わずピカードさんに抱き着いてこれまでのお礼とI love you.
そして、去り際に、さりげなく、I love you, too, Raffi.っと返すピカードさん。
おぉぅ。今回はちゃんと言えて良かったね。
更に、次に、捕まったナレク。「キミのことを心配していたんだよ」というも、「黙れ!」っとソージに一喝されます。それでも言っちゃうソージへのI love you. (じゃぁ、なんで、コペリウス星に到着した時にシエナ号を攻撃したんだ?)
アンドロイドであるソージはナレクが本当のことを告げていることを判断できてしまいます。そして、表面的には毅然とした態度をとりつつも、戸惑うソージ。
スターフリートに助けを求めるピカードさん
ブルースが使っていた部屋でスターフリートに連絡を取ろうとするも成功しないピカードさん。
これは、最後に、ぎりぎり、助けが間に合うパターンですな。フランスのピカード邸のロミュランおじちゃんとロミュランおばちゃんも登場するかな?
ソージが入ってきて、アグネスとブルースがちゅっちゅしている動画をみながら、二人は本当に親しかったことが語られます。
アグネスが恋人だったブルースを殺害した時、世界を救うために絶対にしなければならない事だと思い詰めての行動だったのですが、その後、後悔してもしつくせない様子を目の当たりにしているソージですから、元カレのナレクも同じなのだと分かっているんですね。
スートラが仕掛けた罠
ナレクの独房を訪れたスートラは、見張りのサーガ(アルカナの双子)を追い払って、ナレクと何らかの取引を行い、ナレクはボーグキューブに向かって逃亡します。
悲鳴と共に独房に駆け付けたソージは、サーガの死体を見て、ナレクを殺すべきだったと自分への怒りに包まれます。それにしてもあれでサーガが死んじゃうというのは意外です。ナレクはそもそもアンドロイドには詳しいですが、急所を一撃みたいな殺し方ですね。
無力に終わったピカードスピーチ
アンドロイドの集会でアンドロイドアライアンスを呼び出すことを提案するスートラ。それはオーガニックの滅亡を意味しており、大量虐殺はやめて一緒に逃げよう、スターフリートが保護してくれると必死に説得を行うピカードさんでしたが、「ピカードの言葉ではスターフリートは動かない」というスーンJrの言葉で、ピカードさんは捕虜になってしまいます。
ジュラーティー博士はスーン博士のゴーレムへの精神転写を助けるために、研究を続けることを許されます。
ジュラーティー博士はアンドロイドの母であり、「母なら子供の為に死ねるわよね」というスートラの問いに真実の答えとして「はい」と答えるジュラーティー博士。
最後に、鉄板黒色の軍服でロミュラン母艦にて指揮をとるコモドール・オーが写って、第9話の終わりでした。
うーむ。
最後に
シリーズ冒頭のポーカーのシーンで「Q」が5枚出て、「Q連続界」の「Q」の登場を期待していましたが、望み薄でしょうか?
アンドロイドのアライアンスが「beyond time and space」(時間と空間を越えた先)にいるとの事で、ネクストジェネレーションの「Q連続界」や「The Traveler」(S7、E20)と同じタイプの存在なのかも。非常に楽しみです。
ディスカバリーのシーズン1と違って、フィナーレに向けて全てが集約してしかも盛り上がるという、とてもいい出来ですね!
最終回が楽しみです!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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