私の勤め先には変な先輩が多いのかも。
海外赴任の任期を終えるにあたって、引っ越しをアレンジせず、「身一つ」で本帰国した先輩駐在員がいました。
マジっすか…
任期は6年間。
え?、荷物、増えていないの?
てか、引っ越し荷物なんにもないの?
ありえん。
6年間で9箱が0箱に!
この先輩は日本から出国した際の引っ越し荷物は、段ボール9箱程度だったそうです。
私と同じです。
どうやったらゼロになるのか?
それはもう興味深々で、根掘り葉掘り聞きだしました。
着任時の引っ越し荷物はいたって普通
赴任時の9箱の内容には特に変わったところはなさそうでした。
ちょっとした家財道具と、衣類と、日用品と、趣味の道具。
多いなと思ったのは、スーツ9セット。
夏物2セット、冬物2セット、オールシーズン5セット、だったかな?
勤務地がオフィス街ではなく、工場の中のオフィスに変わったことでスーツをあまり着なくなったので、6年間一切新調しなかったそうです。
スーツは不要だとわかってきてから、一時帰国の度に状態の良いモノを少しずつ実家へ持ち帰ったそうで、6年目に中国に残していたのは、冬物1セット、夏物1セット、オールシーズン1セットのみ。
中国に残っていたものは古くなっていたので、本帰国の際に捨てたそうです。
日本では買えないものは、一時帰国の際に持ち帰る
といっても、日本で買えないモノなんて、そんなになかったそうです。
中国の時代劇DVDとか、中国映画DVDとか、気に入ったものは一時帰国の度に持ち帰ったそうです。
「お金の問題じゃなくて、手に入りにくいからね~」っとおっしゃっていました。
日本でも買えるものは全捨て
残りのものは全て捨てたそうです。
「現地で適当に調達したものだから、執着ないし。」とのこと。
他の駐在員同様、帰国前のお家訪問会で私も鍋を1つ頂きました。
毎回空のスーツケースで着の身着のまま帰国し、パンパンに日本の物資を詰めて任地に戻っていた私とは大違いの周到さです!
数日分の身の回り品だけを入れたスーツケース2つだけで、出張にでも行くかの如く帰任されました。
潔い!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。