スタートレック VIII: ファーストコンタクト、レビュー【後半ネタバレあり】

スタートレック版の「オリジンズ」的な作品。スタートレック(=星々の探索)には、光速を超える移動手段「ワープ技術」が初めて開発された時代、西暦2063年の地球は、見てみたかったので、興味津々。

基本情報

原題Star Trek: First Contact
邦題スタートレック VIII: ファーストコンタクト
タイプSF
公開日1996年11月22日
監督ジョナサン・フレイクス
脚本ブラノン・ブラーガ
ロナルド・D・ムーア
原作者リック・バーマン
ブラノン・ブラーガ
ロナルド・D・ムーア
おすすめ度3.0 (1~5点)

トレーラー

あらすじ

あらゆる知的生命体を同化し、機械生命体に変えてしまうピカード艦長の宿敵ボーグが、地球へ向かっている。ボーグに取り込まれた経験があり、トラウマ懸念で待機を命じられたピカード艦長は、命令を違反し地球へ向かい、ボーグを追って過去へタイムトラベルする。

脚本、世界観

またタイムトラベルか…っと思ったものの、人類にとってのワープ技術の父、ゼフラム・コクレーンの時代とは面白い設定です。

現在2020年にとっての未来で、ピカード艦長にとっての過去、トレック史において第3次世界大戦後の混乱の2063年を描いた1996年の作品。古臭いんだけど、新鮮な感覚です。

SFとしての設定はいろいろ破綻しているんですけど、スリルと薄気味悪さは満点でした。

登場人物

ゼフラム・コクレーンは、スタートレックのエピソード中にて何度も話題に上がる、大変尊敬された人物。ベテラン役者のジェームズ・クロムウェルが好演していました!意外なキャラクター設定で驚きました。

今回の敵役は、トレッキーにしょっちゅうネタにされているボーグクイーン。噂通りの怪演で、「映画見た~!」っという気分にさせてくれる、非日常感を醸していました。

アクション、笑い

アクションがほとんどなかった映画版第1作目と比べると、大分アクション寄りになりましたが、それでもストーリーもちゃんと描かれておりました。

笑いはね…

あんまりない。

あっても、ファン向けで、過去作を知らないと笑えないカモ。個人的に好きだったのは、味方のクリンゴン、ウォーフの登場シーンに、敵クリンゴンの登場BGMが流れることと、23世紀のオタクキャラ、バークレーがゼフラム・コクレーンに握手を求めるシーンかな。

オリジナルシリーズは、ドラマも映画もジョークが多かったんですけどね。

映像美

1996年の古い映画ですが、映像はキレイです。今の映像技術の方がリアルではありますが、全然みれる。

音楽

過去作と比べ、音楽の過剰さが抑えられています。クリンゴンのテーマやスタートレックのテーマがドーン、バーンっと押しつけがましく出てくるのではなく、アレンジされた形でエッセンス程度に使われ始めた時期でしょうか?

以降、「感想」と「最後に」は、ネタバレ注意です。問題なければ「次へ」をどうぞ。

コメント

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