スタートレック IV: 故郷への長い道、レビュー【後半ネタバレあり】

4.5

感想

スタートレックI → II → IIIと進むにつれて、対象オーディエンスが狭まっていった印象だったのですが、本作はスタートレックを初めてみる人にも分かりやすく楽しい作品になっていたと思います。

地球を破滅に導きつつある謎の電磁波からザトウクジラを割り出し、奪ったクリンゴン船でタイムトラベルしちゃうという荒業もハラハラながらも丁寧に描かれていました。スタートレックは社会問題や政治問題を作品に反映させていることが多いながらも、楽しさと上手くなじませているんですが、本作の捕鯨問題は割とあからさまで違和感を感じました。日本人だからかな?

あの謎の宇宙船は、スタートレック:エンタプライズのアーチャー艦長が面会したXindi-Aquaticsのプローブかな? Xindi-Aquaticsもクジラみたいな見た目だったし。いや、イルカだったかな? クルーザーはエイみたいなデザインだったし、違うかも。

困難の中にあって、知恵を絞って自分たちのリソースを最大限に活用するスタートレックらしさも上手く出ていて、クリンゴン船特有の「クローキング」を使って、サンフランシスコのど真ん中に船を隠したり、各キャラクターが得意分野を活かして目的を達成するのもいいですね。

特にキャラクターの描き方が秀逸!

スコットはスコットランドの教授になりすまし、エンジニアリングの知識を使ってクジラの水槽の材料を集めたり、スールーはヘリコプターを盗み、チェコフはアメリカ戦艦の中で見つかってロシアスパイと疑われたり。

作中に散りばめられた24世紀人ならではのジョークも楽しく、スコットがコンピューターに話しかけてみたり、カーク一行に金銭感覚がなかったり、スポックに汚い言葉遣いがつかえなかったり、ボーンズの現代治療法について悪態をついたり。

盗んだクリンゴン船で無事23世紀の地球に帰還した後は、地球を救った大英雄として、数ある罪を許され「めでたしめでたし」なところもご都合主義だけどキレイな流れで、好感です。

最後に

本作は万人向けの分かりやすさと楽しさがとてもいいバランスで、☆4.5です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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