感想
敵役カーンの劣化が見ていてツライ。どんなに勇敢で知力も決断力にも優れたリーダーであったとしても、私怨で執念の塊になると、ただの愚人になってしまうという悲しい話でした。
オリジナルシリーズでセティα系の第5惑星に置き去りにされた後、セティα系の惑星変動があり、不毛の地になってしまったセティ5で妻をはじめとする多くの仲間を失い、別人に変わったカーン。本作の彼からは知性を全く感じないし、大事にしていたはずの仲間の声も全く聞こえなくなっているし、猛烈がっがり。仲間も優秀な遺伝子を持つ超人なのに、まともな提案はすれど、基本的に指示待ち人間で、はべっているだけとは、なさけない。
最終的には、仲間を全て失い、カークを道連れに自爆を図るという切なさ。知性ゼロのムキムキ爺さんの自滅って、お粗末すぎて悲しいよ。
一方、リライアントクルーも、知性に難点あり。セティα系の第6惑星、セティ6が消滅してしまった事に気づかず、テラフォーミングの実験場調査のために間違ってセティ5に降り立ち、まんまと乗っ取られてしまうって、気付かないってことはないでしょ。
んで、テラフォーミングの研究者が、カーク船長の元カノと息子で、息子はカーク船長に反抗心を抱いていたが、父の働く姿を見て、敬意を抱くようになるって…
The・スペースオペラ、人情劇。
うーん。
うーん。
妻を失ったカーンとは対照的に、妻子に再会するカーク。という流れだったのに、妻か息子のどちらかがカーンの犠牲になるのかと思いきや、カーン自爆の道連れで味方の全滅を避けるためにスポックが自己犠牲を払うという謎展開。
スポックは人気キャラだし、当時のファンは悲しんだでしょうね…
個人的には、悲しむというより、あきれた。
冒頭にも書いた通り、「なんでこんなことになっちゃったんだ?」って感じでした。
最後に
トレッキーたちのyoutubeチャンネルで幾度となく語られてきた「スポックの死」とそのシーンですが、展開が急すぎてポカーンとなりました。
もっとじわじわとカーンに追い詰められて、必然的に「スポック」が自己犠牲を払って逆転する系の展開なのだと想像していました。笑。
カーンのやぶれかぶれの自爆に対抗するための行動とはね。
トレッキーの必須科目とはいえ、他の人におすすめするのは気が引ける作品でした。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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